前代未聞の凄いことになっている韓国だが、ずっと朴槿恵により世界中のトップに向かって日本は悪い、従軍慰安婦でひどいことをしたと告げ口して回ったり、日本敵視の政策を頑として変えない朴槿恵には、当然の報いとして、他人事、対岸の火事として見ていられる。ざまあみろ、というしかない。
 余りにレベルの低いスキャンダルで、ざまあみろと思いつつも韓国人が可哀そうになってくる。演説草稿の手直しやヌルプル体操疑惑だけでは観客として面白くないのだが、今日の「勝又壽良の経済時評」は新しい疑惑、つまり韓進海運倒産にも関わっていると紹介してくれていたので、これを載せる。

勝又氏は中・韓の政治、経済事情に精通しているジャーナリストだ。

韓国、「疑獄」世界8位韓進海運を倒産させた「崔順実ゲート
韓国政治は混乱の極にある。崔順実(チェ・スンシル)容疑者が、朴槿恵大統領の権威を笠に着て、やりたい放題の裏工作をした結果である。その被害を被って、世界8位の 韓進(ハンジン)海運が倒産に追いやられた。そういう信じがたい報道が出ている。
 崔氏がどうして韓進海運を倒産に追い込んだのか。やり手の崔氏でも、世界的な海運会社を倒産させる実力はあるのか。この判じ物を解く鍵は2018年、韓国・平昌冬期五輪組織委員長の趙亮鎬(チョ・ヤンホ)韓進グループ会長が、今年5月突如の辞任をせまられた一件に伏線はあったのだ。

 崔氏は、平昌冬期五輪で自らが関係する企業に受注を狙っていたが、趙組織委員長に拒否されたという。さらに、崔氏が主導して設立した財団の一つへの寄付を趙氏が断ったという。この一連のことを「逆恨み」した崔氏が、韓国政府の韓進海運救済を拒否させる裏工作をしたのはないか。そう勘ぐられている。

 事実、韓進海運が会社更生法を申請した折、朴大統領は、極めて冷淡なコメント残している。「いい気味だ」と言わんばかり。「私憤」でもあるような感情的な反応をしたのだ。今から思えば、「盟友」崔氏から、趙亮鎬韓進グループ会長への悪口を吹き込まれており、それがつい口に出たとも言えるのだ。事実とすれば、朴大統領の責任は極めて重い。「万死」に値するとも言えよう。


 このブログでも韓進海運の倒産について、韓国政府の対応のまずさを厳しく批判してきた。「ナショナルフラッグ」を掲げる流通企業の倒産が、韓国経済のイメージダウンと同時に、実損を与えるデメリットを詳細に説明してきた。
 これに気づいたのか、韓国政府はその後、韓国の海運・造船の救済計画を打ち出した。こうした対策を取るくらいなら、なぜ韓進海運を救済しなかったのか。当然、出てくる疑問だ。重ねて、朴大統領の経済音痴を批判せざるを得ない。
韓国政府は、韓進海運の支援で当時3000億ウォン(約270億円)の支出で済んだ。だが、韓進海運という支柱を失った韓国造船界を救う名目で、6兆5000億ウォン(約5850億円)も支出する決定をした。実に22倍も支出額が増えている。崔氏の横やりを聞かず、韓進海運について真っ当な判断をしていれば救済できたし、世界的物流大混乱という問題まで拡大しなかったはずだ。盟友から吹き込まれた感情にまかせた判断ミスが、韓国から世界8位の海運会社を消してしまったのである。


 『朝鮮日報』(9月14日付)は、朴大統領が韓進海運の破綻について、次のよう発言したと伝えた。
「韓国の朴槿恵(パク・クネ)大統領は9月13日の国務会議(閣議)で、海運最大手、韓進海運の経営破綻による物流混乱と関連し、『企業が積極的に再建に努めず、政府が全てを解決してくれるだろうと考える企業経営方式は決して黙認しない』と述べた。
 また『韓進海運は自助努力が全く足りない』と指摘し、構造調整対象の企業を正しく再建させるためには、経営者側が懸命な自助努力をして体質改善を図った場合に限り、債権者の金融機関が支援すべきだとの考えを示した。
 韓進海運の事態を機に、企業の無責任さとモラルの欠如が経済全般にどれほど大きな被害をもたらすかを皆が直視すべきだとし、『海運がまひすれば政府は支援せざるを得ないだろうという気楽な考えが、国内の輸出入企業に大きな損失を与えた』と批判した。」

 朴大統領と崔氏という「女性コンビ」が、韓進海運をいびり倒したとも言える。現に約270億円の政府支出で救済でき、韓国経済に多大の貢献ができた海運会社をみすみす海の藻屑にしてしまった。げに、感情的な反発ほど怖いものはない。
 原因と言えば、崔氏の個人的な欲望が平昌五輪の組織委員長を交代させ、あげくに韓進海運まで倒産させたのだ。
以上の経緯が事実とすれば、韓国の政治史と経済史において、永遠に語り継がれる事件である。贈収賄という事件の枠を超え、個人の欲望肥大がもたらした事件である
。」
(引用終り)

 叩けば埃が大量に出るだろうパクとチェだ。韓進疑惑だけでなく、今後もっともっとスキャンダルが出てくることだろう。韓国はもう終りだな。
 
しかし、ここで日本が可哀そうと助けてはいけない。普通なら苦境を掬えば必ず感謝する。しかし、韓国は絶対にそうはならない。「喉元過ぎれば熱さを忘れる」如く、自分で立ち直れたのに、日本が勝手に手を出してきた。日本という国はひどい国だ。と言うに決まっている。海外で自衛隊が韓国軍に機関銃の銃弾を貸してあげた時の韓国の掌返しの思い出せ。
 ここは韓国に自立してもらうために、痛みを耐えて立ち直るべきだ。しかし、北朝鮮シンパが野党だから正しく立ち直ることは無理だろうが。