最終節、TDKSCとしても最後の佐川印刷戦。

京都の西京極陸上競技場に乗り込む。京都サンガとの試合で慣れていたので迷う事なく到着。一番乗り。

そして秋田から続々と到着したUNGER本隊と合流。今後の事などを和気あいあいと語り合う。

入場し、横断幕を貼る。前日に製作した2枚の内、1枚は浜庶人さんと協議した結果、見送りとなった。俺自身はクラブ化を歓迎していたが、やはり地域時代からのサポである人たちにとってTDKSCというチームが無くなる事の悲しみは計り知れない…。もう1枚の方のみ貼らせてもらった。

「TDK sc FOREVER」

試合は先制するも、追い付かれ逆転を許すという展開。選手たちは必死に攻めるが印刷も必死に守る。絶好のチャンスに松田がフカして、頭を抱え倒れ込む。

そして試合終了。

終盤から周りは応援しながらも涙を流し、終了後には顔を隠して泣き崩れるサポばかりだった。試合に負けて悔しいのと、TDKSCとして最後の試合が終了した事の涙だろう。

選手たちも泣きながらこちらに向かって歩いてくる。サポは最後のTDKコールで迎えた。何度も何度も。

勝っていたらブラウブリッツコールも有ったかもしれない。いや、それでも心情的に出来なかったかもしれない。

つづく