地方の小さなホテル宿泊や交通で疲れたので、ここローマでは普通の大型ホテルにした。映画のマルチェロ・マストロヤンニの「甘い生活」La dolce vitaでも出てくる、ヴィアベネット通り沿いのホテルで、美しい街だ。でもチェックインで部屋の鍵で、シグナルが赤く付いた。またフロントに行き鍵が働かないよ、と言うと、フロントの女性が、赤くついたでしょう?と当然のように言う。それが開いたと言う証拠よ。え?普通は緑でしょ?と返すと、ここはアベコベの国だから、と答える。ドア前に戻り鍵で赤く点灯して、ドアを押したら、確かに開いた。なるほどアベコベの国だ。世の中の常識など無視して、突き進むイタリアがデザイン大国である一端を見た思いがした。

