世界中から難治症例が集まるのが深作眼科だ。目の先天異常で小眼球症がある。これは手術を知っているものは、いかに手術が難しいかを知っている。この患者も中国🇨🇳から来たが、片方の目を地元で最も良いと言われる病院で小眼球症の手術を受け失明した。他眼の小眼球症については、どの大学病院でも治療法が無いと断られた。

 日本でも同じだが、小眼球症の手術をした経験のある医師は、悲惨な結果を経験していると思われる。これは超上級者でも通常は手をつけられないほど難しい技術が必要だ。

 僕の深作眼科へは、通常から日本中や世界中から、これでもかというくらいに、難治症例の患者が助けを求めてくるのだ。このために世界でも例外的に、僕は数多くの小眼球症の手術を行い経験が豊富で、良い結果を出してる。

 この中国からの患者も片目を地元で最も良いと言われる眼科で右目の手術を受けて、つぶされて失明した。中国国内では治療が出来ないので、世界中の眼科の名医を調べて、深作眼科を見つけた。そして来日して深作眼科の外来に来て助けを求めたのだ。彼の残された目の矯正視力はもはや0.1しかなかった。会社の代表らしいが奥さんと途方にくれて来院した。

 そして、極めて難治症例である小眼球症でも数多くの手術経験とほぼ完ぺきに治してきた経験が深い僕が、彼の白内障と網膜の手術を行った。その後、深作眼科横浜院に経過観察で入院した。手術後から視力が上がり、1週間目の今日は「裸眼で視力1.0」が出た。彼はもちろん喜び、人々にこの成果を紹介することを承諾した。他の困った人々を救う人助けの情報となるからだ。

 彼の散瞳時の写真が右だ。彼の手術後には、僕がアイデアを出した、世界最高の多焦点眼内レンズも入っている。彼は僕の書いた中国語の眼科本もスラスラ読み、中間も遠方も途切れなく実によく見えるようになった。矯正でも0.1も無かった目が、裸眼で1.0もの視力で、しかも全ての距離が裸眼で見えるようになったのだ。彼は、来た時と表情も目力も全く違う。最高の笑顔になった。