「緑内障の真実」が早くも3刷りと更なる増刷が決まった。上梓後1か月で約3万部も読まれている。いかに多くの人々が目の不安に怯えているかの証拠でもある。この写真のようにテレビ取材も多い。

 毎日失明の恐怖に苦しむ患者が、日本中から深作眼科横浜眼科病院と深作眼科六本木手術センターに来院する。白内障はもちろんだが、実に多くの困難な網膜剥離や重篤な緑内障患者が手術を求めて来院する。僕は毎日毎日多くの眼科手術を朝から夜中まで手術施行して人々を救っている。でも日本人全員を救うことは物理的に不可能だ。日本に優れた眼科外科医が非常に少ないのが日本人にとって不幸な実態だ。日本人の失明原因の30%は緑内障だ。一方でアメリカでの失明原因の緑内障は8%だ。僕が開発した緑内障手術を僕がアメリカ眼科学会で教えて来たのでアメリカ人は僕の手術方法を広くおこなっている。日本とアメリカでの失明率の差は、手術ができる眼科医の数が違いすぎるからだ。

 そこで考えた。人々の目を救う事に大いなる使命感を持てて、まじめに努力をして、恩を仇で返さない人間的な誠実性がある眼科医がいれば、僕の眼科手術を惜しみなく教えようと思う。僕はアメリカなどで世界トップクラスの眼科手術を教える講座を長く持って来た。これを日本の眼科医にも手術技術など教えていこうと思う。対象者は少ないだろう。自薦でも他薦でも良いが、優秀な世界レベルの眼科外科医となるのに、ふさわしい眼科医を紹介してほしい。