絵のない画集  第1156回  2019年7月25日号

 

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  いつもお読みいただき、ありがとうございます。

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 参議院選挙が終わりました。結果はとても良かったとは言え

ないものですが、自民公明維新などのいわゆる改憲勢力が3分

の2を切って、すぐには国会での発議ができないという結果に

なったことは良かったといえましょうか。しかし安倍晋三氏は、

この結果にもかかわらず、国民民主党などによびかけて、改憲

勢力を伸ばそうとしています。その執念や恐るべしです。一度、

国会に発議されるや、その資金力に物言わせて、テレビ・マス

コミで大合唱をはじめることでしょう。次第に人々がうるさく

感じて来て、もうどうでもいいではないか、と思うようになる

のにはそんなに時間はかからないのでは・・・なんて悪夢を思

い浮かべてしまいます。現在の世論調査では、まだ半数以上の

人が憲法の改悪に反対しているそうですが、これに安泰するこ

となく、もっともっと打倒安倍政権の声を高めたいものです。

 

       *     *     *        

  

 さて、今回の《極私的鑑賞作品》は、

 ───────────────────────────

     ミロ 風景(野うさぎ)

 ───────────────────────────

 

 この画家の絵にはいつも奇妙な思いを抱かせられる。表題に

風景の中にいる野うさぎ、とあるが、これがあの可愛いウサギ

の姿とは思えない。まるで何か怪物ではないか。

 それもそのはず・・・それは宇宙からの悪い電波というか、

イーブル(evil)な粒子に打たれたうさぎ(かつてウサギだっ

たもの)なので。

 

 それは突然、空からやって来た。月のかけらのような三日月

の端っこから、こぼれ落ちた球(雫)が勢いで回転しながら、

地の果てに出ている大きな目玉の中に入った、とおもうと、そ

れが今度は、地上の生物の上に、見えない光線となって、照射

された。

 その結果なのだ、このウサギの姿は。それは姿が(醜く、面

白く?)変わっただけではない。それには、宇宙から地上への

悪い意思が伝わるようにと、変な攻撃力がそなわっていたので

ある。

 そのウサギに睨まれたり。目を合わしたりした生物は、全て

病にかかったように、笑い出すのだ。生物というのだから、植

物も例外ではない。花が笑うというのは、咲くことだからヘン

でもナンでもないと、人々は思っていたのだが、さすがに野の

草が笑うのには、驚いた。

 その笑い声が黒い大地に響き渡っている。大地それ自身は無

機物だから、笑いはしないが、その上に生える木や草がサワサ

ワ、クスクスと笑うのには、閉口している。うるさくってかな

わない。まるで、夏のセミ・・・セミならいつかは鳴き止むこ

ともあろうが。草木は枯れるのを待つしかない。

 当初、もっと大変なだったのは、人間の変化だった。この野

うさぎの目を見た人にまず感染し、その人から、人から人へと

感染が広がって行き、しまいには生きている人全員が感染して

しまった。あっという間のことだった。

 人々は出会うと、挨拶がわりに、あっはっは、わっはっはと

笑い合うのであった。そんなふうだから、人同士の諍いなどひ

とつも起こらず、警察の仕事は暇になってしまい、それは国際

情勢にも影響して、戦争や紛争は無しになってしまった。

 いわゆる権力者なども、アッハハ、メドマ、メドマ(?意味

不明)と言って、なんでも笑って過ごしたので、世の中の格差

や不平等もなくなった。

 

 そんなこんなで、この星はもう侵略しても何の価値もない星

とみなされるようになって、ニコニコ星からのイーブルな攻撃

はなくなったのであった。

 

       *     *     *

 

 『ミロ 風景(野うさぎ) Landscape (The Hare)』

 1927年の作

 グッゲンハイム美術館(ニューヨーク、USA)

 縦194.6センチ、横129.6センチ

 

 画像はこちらに:

 https://www.guggenheim.org/artwork/2937

 

 ミロ(Joan Miró)

 1893年生、1983年没

 

 ────*─────*─────*─────*────

 

 さて、次回は、

 

 『ベラスケス ある少女の肖像』

 

を予定しています、お楽しみに。

 ────*─────*─────*─────*────

 

 メルマガ『絵のない画集』は、転送・コピー、いつでもOK

です。

 お友達やご家族にも、勧めていただけると、うれしいです。

 

 ご意見やご感想がありましたら、ぜひともお寄せ下さい。

 このメールに返信すれば、川谷宛になります。そちらのメー

ルアドレスがこちらに伝わりますが・・・

 

 あまりメンテしていませんが、ホームページへのご訪問もよ

ろしくお願いします。。 

 http://hw001.wh.qit.ne.jp/kko-ran/enonai/

 

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 絵のない画集  第1156回  2019年7月25日号

 

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  いつもお読みいただき、ありがとうございます。

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 参議院選挙が終わりました。結果はとても良かったとは言え

ないものですが、自民公明維新などのいわゆる改憲勢力が3分

の2を切って、すぐには国会での発議ができないという結果に

なったことは良かったといえましょうか。しかし安倍晋三氏は、

この結果にもかかわらず、国民民主党などによびかけて、改憲

勢力を伸ばそうとしています。その執念や恐るべしです。一度、

国会に発議されるや、その資金力に物言わせて、テレビ・マス

コミで大合唱をはじめることでしょう。次第に人々がうるさく

感じて来て、もうどうでもいいではないか、と思うようになる

のにはそんなに時間はかからないのでは・・・なんて悪夢を思

い浮かべてしまいます。現在の世論調査では、まだ半数以上の

人が憲法の改悪に反対しているそうですが、これに安泰するこ

となく、もっともっと打倒安倍政権の声を高めたいものです。

 

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 さて、今回の《極私的鑑賞作品》は、

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     ミロ 風景(野うさぎ)

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 この画家の絵にはいつも奇妙な思いを抱かせられる。表題に

風景の中にいる野うさぎ、とあるが、これがあの可愛いウサギ

の姿とは思えない。まるで何か怪物ではないか。

 それもそのはず・・・それは宇宙からの悪い電波というか、

イーブル(evil)な粒子に打たれたうさぎ(かつてウサギだっ

たもの)なので。

 

 それは突然、空からやって来た。月のかけらのような三日月

の端っこから、こぼれ落ちた球(雫)が勢いで回転しながら、

地の果てに出ている大きな目玉の中に入った、とおもうと、そ

れが今度は、地上の生物の上に、見えない光線となって、照射

された。

 その結果なのだ、このウサギの姿は。それは姿が(醜く、面

白く?)変わっただけではない。それには、宇宙から地上への

悪い意思が伝わるようにと、変な攻撃力がそなわっていたので

ある。

 そのウサギに睨まれたり。目を合わしたりした生物は、全て

病にかかったように、笑い出すのだ。生物というのだから、植

物も例外ではない。花が笑うというのは、咲くことだからヘン

でもナンでもないと、人々は思っていたのだが、さすがに野の

草が笑うのには、驚いた。

 その笑い声が黒い大地に響き渡っている。大地それ自身は無

機物だから、笑いはしないが、その上に生える木や草がサワサ

ワ、クスクスと笑うのには、閉口している。うるさくってかな

わない。まるで、夏のセミ・・・セミならいつかは鳴き止むこ

ともあろうが。草木は枯れるのを待つしかない。

 当初、もっと大変なだったのは、人間の変化だった。この野

うさぎの目を見た人にまず感染し、その人から、人から人へと

感染が広がって行き、しまいには生きている人全員が感染して

しまった。あっという間のことだった。

 人々は出会うと、挨拶がわりに、あっはっは、わっはっはと

笑い合うのであった。そんなふうだから、人同士の諍いなどひ

とつも起こらず、警察の仕事は暇になってしまい、それは国際

情勢にも影響して、戦争や紛争は無しになってしまった。

 いわゆる権力者なども、アッハハ、メドマ、メドマ(?意味

不明)と言って、なんでも笑って過ごしたので、世の中の格差

や不平等もなくなった。

 

 そんなこんなで、この星はもう侵略しても何の価値もない星

とみなされるようになって、ニコニコ星からのイーブルな攻撃

はなくなったのであった。

 

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 『ミロ 風景(野うさぎ) Landscape (The Hare)』

 1927年の作

 グッゲンハイム美術館(ニューヨーク、USA)

 縦194.6センチ、横129.6センチ

 

 画像はこちらに:

 https://www.guggenheim.org/artwork/2937

 

 ミロ(Joan Miró)

 1893年生、1983年没

 

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 さて、次回は、

 

 『ベラスケス ある少女の肖像』

 

を予定しています、お楽しみに。

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ルアドレスがこちらに伝わりますが・・・

 

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