
リビングに布団をしいて、目覚めた長女はそのまま転がったまま。
お昼も食べさそうと思ったけど、調子が悪そうだったから、そのままほっておいて、まず私の昼食をすませました。
食べ終わったあと、長女の布団にもぐりこみ、後ろからぎゅーと抱きしめてみました。
涙をながし始める長女。
とりあえず袖口でふいちゃったけど、まだまだ溢れる涙に、枕が濡れてしまうと思いタオルハンカチをとってきました。
涙はたくさん溢れ続けてました。
私はハンカチでふきながら
私「不安なことがあるなら言ってごらん?」
泣き続ける長女。
私「言ったら、すっきりするよ。」
長女「テストどうしよう…。」
そういえば、いつの間にか期末テストまで一週間。
私「まだ一週間もあるよ?」
長女「全然勉強できない…。」
私「勉強できてるよ?昨日だって数学のテスト範囲終わったよね?」
長女「全然勉強できてない…。ご飯の事考えると勉強に身がはいらないし、勉強中もご飯を食べなきゃいけないし…。」
私は、少しずつ勉強できてるし、内容よりテストが受けれるかどうかに重きをおいていたので、長女の不安にきづけてませんでした。
勉強しながら、糖分を摂取してたのが負担になったようです。でも、食べさせないとまた落ちてしまうし…。また悪循環にはまってしまいました。
それと、どうやら、長女は今までと同じくらいの点数をとりたい、とらなきゃと思っていたようです。
2ヶ月も学校に行けてないのだから、今までと同じくらいの点数なんて、無理なのに。
こういうところがやはり真面目な性格なんでしょうね。それと、今までいい点数しかとったことないから、低い点数をとることへの恐怖みたいのがあるのかな??
残念ながら私みたいなずぼらには理解できませんが…。
私「今までと同じ点数なんてとらなくていいんだよ?ゼロ点でもテストを受けれた事の方が今は大事なんだよ?」
長女「うぅぅーー。」
私「長女は今まで低い点数なんてとったことないから、いやかもしれないけど、受けなくてゼロ点より受けてゼロ点の方がいいんだよ。」
長女「でも…」
私「今までは勉強してたから、いい点数がとれたけど、勉強してなかったら、いい点数とれなくて当たり前だよね?」
長女「うん…。」
私「長女は2ヶ月も勉強してなかったんだから、いい点数とれなくて当たり前だよね?」
長女「うん…。」
私「病気で学校行けなかったのだから、行けてテストが受けれる方がすごいんだよ。」
長女「うん…。」
私「でも、長女が無理なら期末テスト受けなくてもいいんだよ。」
私「病院の先生も言ってたよね?食べれなくなることが1番怖いから、食べれないなら学校行かないようにって。」
長女「…うん。」
私「今日、食べれないのは風邪のせいだけじゃなくて、テストへの不安も重なったからじゃない?」
私「だったら、今はテストを受けれる状態じゃないんだよ。」
長女「でも、成績がさがるのはもっといやだ。」
私「じゃあ、食べるしかないんだよ。」
私「つらいのはわかる。でも、食べなきゃせっかく学校に行けるところまで回復してたのに、また戻っちゃうんだよ?」
長女「うん。」
私「とりあえず、今は泣いて、だしきっちゃいな。」
ちょっと最後の方、厳しく言ってしまっちゃったけど、長女には私の気持ちは伝わったようです。
長女「…もう泣かない。」
ハンカチもびっしょりです。
しばらく、布団で目を瞑ってた長女。
泣き疲れて眠るのかな。と思ったら
ぱっと目を開けて
長女「寝ない。なんか食べる。」
起きてスープを食べてくれました。
お腹もグーグー鳴っているので、少しずつ食べてくれるといいな。