日本の科研費のようなものはオーストラリアにももちろんあって、オーストラリアン・リサーチ・カウンシル、略してARCというところが仕切っている。そのARCの一番メジャーな研究助成の選考結果が発表になった。


真偽のほどは定かではないが、日本の科研費の場合は、勤務先の大学名がものをいうという話を聞いたことがある。この国は個人主義の国なので、勤務先ではなく、申請者個人の名前がものをいう。じつは最初、「研究者個人の名前がものをいう」と書いたのだが、すぐに考え直して「研究者」を「申請者」に書き換えた。それというのも、ものをいうのは「研究」者としての名前ではなく、ARCのメンバーの友人としての名前であるといううわさが絶えないからである。数年前に、明らかにその友人グループに属していないと思われる先生方が盛大に文句を言ったことがあったが、けっきょく何も変わらなかった。


こういうことをぶつぶつというのは、もちろん自分が今年も当たらなかったから。くそっ。