南房総市にある弁天鉱泉は、千葉県ではおそらく唯一の白濁の湯です。
源泉は旅館近くの、弁財天のほこら近くから湧き出ているとのこと。
弁天鉱泉さんは、現在まで三代続いた温泉旅館。
地元の人たちからは目に良い温泉と親しまれてきたのだとか。。![]()
私が最初に入浴した時は白濁のお湯でしたが、
翌朝はなんと緑がかった色になっている![]()
こんな具合に、日々お湯の色が変わる奇跡の鉱泉ですね。
ところで、「鉱泉」って何![]()
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環境省の「鉱泉分析法指針」によると、
鉱泉とは、
- 地中から湧水する泉水であること
- 多量の固形物質またはガス状物質もとくは特殊な物質を含むか、あるいは泉温が源泉周囲の年平均気温よりも常に著しく高いもの
と定義されています。
温泉とは25℃以上の泉水ですから、
簡単に言うとそれ未満の温度の泉水。
さらに
環境省が定めた19の物質が含まれているか、
源泉周囲の年平均気温よりも高いこと。
つまり温度は低いけれど、
温泉と同等、もしくはそれ以上の
成分を含んだ泉水であると、
私は考えています![]()
というわけで、鉱泉は加温されて浴槽に注がれていますが、
こちらの施設では
きちんと源泉温度のままの鉱泉が、
体験できる浴槽がありました。
それはこちらです![]()
浴槽というより、かけ湯用ですね。
ちなみに源泉は
21.4℃と表記されていました。
とても誠実に
鉱泉を管理・提供しているお宿です。![]()
温泉有気取りをするにはとっても嬉しいことに、飲泉ができます![]()
龍神様の飲泉所がありました![]()
鉱泉の泉質も非の打ちどころなく、
パーフェクトに温泉(鉱泉)有気取りができる所です![]()
源泉名::小浦弁天温泉
泉質 : 含硫黄- カルシウム・マグネシウム・ナトリウム-炭酸水素塩・硫酸塩泉
泉温 : 21.4℃
pH : 7.2
湧出量 : 1.4ℓ/min
★内湯は加温あり、加水なし
★露天風呂は沸し湯(温泉ではない)、循環式
★飲泉可能(適応症:慢性消化器病、糖尿病、痛風、肝臓病、慢性胆嚢炎、胆石症、便秘等)
千葉県南房総市小浦487
房総の秘湯 旅館 弁天鉱泉
℡ 0470-57-2528
「温泉有気取り」
のポイント(小浦弁天鉱泉)
- 源泉かけ流しであること
- 加温、加水が最小限度であること
- 自噴・自家源泉であること
- 還元力の高い泉質であること
- 手を加えていない源泉風呂があること
- 飲泉ができること



