井川線旧線2 (静岡県/川根市代-堂平) その1
● 前回の訪問 は、あくまで観光として訪問したため、各所に存在した
ナント前日は 3月にしては非常に珍しい大雨。当日午前中にもその雨が
ここで少々タネ明かしをしますが、この雨でこれから向かう長島ダムの
まずは番外編、金屋駅近くにあるトンネルの探索(牧の原トンネル)からご覧下さい。

やって来たのは「牧の原トンネル」菊川方。4本中の一番北側は現在
使われていないそうなのですが・・・この左側のスペースがそのようです。

1980年頃、「老朽化により北側のトンネルを廃棄した」とのことです。
地図で確認してみると、一本分空いているのが分かるかと思います。

それがあのトンネルのようです。一目瞭然ですね。当然入りたかったのですが、

反対側は閉塞しているという情報、どこまで行けるかも確認したくて、
ホントに入りたかったです。降り続く雨も断念する一因でした。

そしてその閉塞していると言われる反対側(東側)へ移動来ました。
「コレか・・・」。素晴らしいトンネルじゃないですか。

アップです。少々ボケてしまいましたが、完璧に閉塞しているようです。
斜めの線はもちろん雨。カメラも濡らしてはいけないし面倒な雨です。
ということで、番外「牧の原トンネル」編は終了、
本題の「井川線旧線」探索へ入りたいと思います。
付け替え区間は「アプトいちしろ駅(旧 川根市代駅)」から
「接岨峡温泉駅(旧 川根長島駅)」までの 5.6kmです。
場面はここからスタートします。

「アプトいちしろ駅」到着手前で絶景ポイントを見つけ撮影。
「アプトいちしろ⇔長島ダム」間、急勾配のアプト区間です。
画像では分かり辛いのですが、相当登って(90‰)ますね。

ちなみに「アプト」とは急勾配で歯車の力を借りて坂道を登る方法です。
碓氷峠でも登場しましたね。と、言っているうちに到着しました。
「アプトいちしろ駅」に到着です。たまたま牽引車が停まっていました。

駅南側(千頭方面)の「15番トンネル」入口です。ここが新線と旧線の
実は現在の「アプトいちしろ駅」となる前の「川根市代駅」は少々南の・・・

この辺りにありました。よってここはもう廃線跡、同様にこのトンネルも
「旧 16番トンネル」となります。ちなみにトンネル内は整備され
歩けるようになってます。ただし照明設備は無いのでご注意を。

「旧駅時代」の駅名標が残っていました。なかなか味なことをしてくれますね。
次は「かわねからさわ(川根唐沢)駅」ですか。もちろん今は廃駅です。

そろそろ移動しましょう。「旧 16番トンネル」入口です。
このトンネルを抜けると廃駅、「川根唐沢駅」がありました。

トンネル内に入り振り返って撮影。繰り返しになりますが、
「川根市代駅」はこの「15番トンネル」と「旧 16番トンネル」の間にありました。

では進みましょう。途中からご覧のように「素掘り」です。ちなみに下の光は

ってか、180度って「直線」ですよね?うーん、鉄道標識はムズい。。。
※「かつお様」よりご指摘頂き、180とは角度ではなく半径でした。
ご指摘有難うございました。

「川根唐沢駅」でしたが、実は現在は「キャンプ場」となっています。
次回は「旧 17番トンネル」「旧 18番トンネル」を含む「長島ダム」周辺の探索編です。
井川線旧線2 (静岡県/川根市代-堂平) その2
山岳地方のせいか風も強くなり始めコンディションは最悪でした。

「旧 16番トンネル」を振り返って撮影。画像では分かり辛いのですが
風が強く横殴りの雨で、本当にイライラしました。

ふと右を見れば新線(現在線)の急勾配が対岸を走っていました。
さすがアプト区間、僅かな距離でもう随分と高度を稼いだようです。

この辺りのどこかに「川根唐沢駅」があったと思われます。

結局「川根唐沢駅」の遺構は一切発見出来ませんでした。では次の目的地、
「旧 17番トンネル」へ向かいます。トンネルはすぐに見つかりました。

「旧 17番トンネル」内です。すぐ出口に近づいて来ましたが、
何かヘンですね。階段らしきものが見えます。

出ました。右へ登る階段でした。恐らく地形から右へ折れる
線路だったと思われますが、当時の面影は全くありませんでした。

長島ダムへ向かう途中の橋の上より。注目は画像左下。前回では

アップにしてみました。ちなみに「長島ダム」サイト内の「ダムができるまで」には、
この長島ダムの駐車場手間には柵が儲けてあります。
理由は、シカなどの野生動物の侵入を防ぐための柵なのです。
ということなの開けたらちゃんと閉めましょうね(笑)。

長島ダムです。下へ降りてきました。しかし「ビル風」ならぬ
「ダム風」が物凄いんです。 しつこく降り続く雨も加わって最悪でした。

そして遂に「旧 18番トンネル」到着です。ウラ側はこうなっていました。
もちろん、この部分はダム建設とともに整備されたものでしょう。

短いトンネルですが中にはこんなものが。意味は・・・判りません。^^;

さぁ、長年待ち望んだ物件と遂にご対面です(笑)。

抜けました。遠くから眺めていただけの物件が遂に目の前に・・・感動です。

ふと見上げればかなり高い所を走るアプト牽引車が。
「アプトいちしろ駅(左方向)」へ帰るところでしょう。

使いふるされた感じがしないので「未成トンネル」の気がしないでも
場所は「県道 388号線」、「長島ダム駅」を過ぎ、一つ目のトンネルを過ぎた
井川線旧線2 (静岡県/川根市代-堂平) その3
今回、その3では流れ通り、この先の「奥大井湖上駅」周辺の廃線跡探索を行います。
しかしまだ残っていたものがありました・・・それは「風」。10数メートルもの風が
「レインボーブリッジ」を渡る私に容赦無く襲い掛かって来ました。元々「高所恐怖症」の私、
それに加えてこの強風、恐ろしいなんてレベルでは・・・ま、とにかくご覧下さい。。。

やって来た目的は、前回訪問の際に見つけた「ひらんだ駅」近くの
「湖面へと続く廃道」を間近で見るため。この廃道からアプローチします。

廃道を更に下ります。すると前方に「旧ひらんだ駅」があったと思われる
場所が見えてきました。地上か水中かは調べたものの分かりませんでした。

うゎ。湖面がスグそこまで迫って来ました。大丈夫とは思いつつ、

でも「恐いもの見たさ」という言葉もあるように前進は止まりません。^^;
ここですよ、ココ。前に列車から見えたのは。幻想的な景色に感動です♪
平地らしいのですが、生憎大雨が降ったばかりで今は水面下。残念です。
ちなみに「ひらんだ駅」は漢字で書くと「平田駅」と書きます。
これでは誰がどう見ても「ひらた」なので「ひらんだ」としたそうです。

さ、次はあそこへ行きます。井川線の見所の一つ「奥大井湖上駅」です。
このショットはネットで良く見ましたが、まさか自分も撮ることになるとは。

アプローチポイントはここから。しかし予想はしておりましたが、
整備されているとはいうものの、道のりは険しく疲れました^^;

では現地へ着く前に長島ダム完成後、「水」を貯める前と後の
「奥大井湖上駅」周辺を空撮で確認してみましょう。

「山」をひとつ超えてようやく「レインボーブリッジ」が見えて来ました。
またこの下りの階段が急でして・・・風も激強くてガチで恐ろしかったです。。。

そしてようやく橋入口に到着しましたが、本当に凄い風でした。一瞬本気で

でも渡りましたよ。何て言うんでしたっけ、この風の強さを見るヤツ?
真横っスよ、真横! 本当にこの強さを伝えられないのが残念です。

渡り終わりました。ようやく「奥大井湖上駅」に到着しましたが・・・
やはり誰もおらず。というか、この時は列車は動いていたのでしょうか?

この強風で列車がこの橋を渡るのは相当に危険だと感じましたが、
はたして動いていたのか否か、今となっては知る由もありません。

さぁ、本業に戻りましょう。正面には素晴らしい廃線跡でございます♪
こちらは「奥大井湖上駅」ホームからほぼ正面に位置する廃線跡です。

こちらは南西方向に見える廃線跡です。す、素晴らしい・・・。
しかししつこいようですが、湖面の波が風の強さを物語ってます。

こちらは西に見えるロックシェードの付いた廃線跡です。
土砂に埋もれているようです。それにしても、近付いてみたいなぁ。

ここは埋もれることなく現存しているようです。た、タマりません(笑)。
ということで「奥大井湖上駅」周辺の「廃線跡探索」でした。
井川線旧線2 (静岡県/川根市代-堂平) 最終回
最終回となります。最終回では終点「井川駅」へ到着し更にその先、

「いつか行ったるで!」と誓って約10ヶ月、再び終点

今思えば、ちょっとだけでも覗かせてもらえば良かったな。
と、ここで遅い昼メシ(15:00頃だったかな?)を取ることに。
え?こんなトコに食べるトコなんかあるのかって?
ありますとも♪ この井川駅を少々下ったところ(井川湖方面)に、
お土産屋さんがあるのです。そのお店の半分は実は「お食事処」。
で、食事を済ませた後は「堂平駅」までの廃線跡を目指します。

「井川駅」を出て「旧 堂平駅」を目指し「井川湖」をパチリ。
実はこの時、知らずに廃線跡上から撮影しておりました。

「井川-堂平」間の廃線跡です。残念ながら舗装化されていました。だから気付かな

出ました。これは間違い無く廃線トンネルですね。
さて何番トンネルなんでしょう?恐らく「63」のハズですが。

それにしても不思議です。全く残っていないとわ。ということで無念ですが、
しっかりとこの目で確認をしました。ただ、入口にシャッター(白いフツーの
また、トンネルポータルも上からシャッターが覆い被さるように
設置されていたために隠れていて確認は出来ませんでした。
それにしても・・・この「写真喪失事件」はショックでしたわ、、、号泣

実は廃線跡が舗装化されているとは知らなかったのでこちらもショックでした。
左には綺麗な石積みが。残念なので線路跡を入れちゃいました。

「堂平駅」と思われる部分へ到着です。線路がお出迎えをしてくれました。
しかもポイントまで付いています。素晴らしいですねぇ。

逆方向より撮影します。しかしレールを発見出来たのはここだけでした。

ところで「堂平駅」はというと・・・ぶっちゃけ発見できませんでした。
恐らくこのポイントの向こうの盛り土の部分だと思うのですが・・・。
最後に一番行きたいポイントが残ってるんです。それは「奥大井湖上駅」周辺から
ということで「堂平駅」周辺の探索を終え、場面は「奥大井湖上駅」近くの

近くの脇道へ車を停め、ある程度まで歩いて下ってきました。

この先険しい廃道が続きますが、実はここまで来る過程の方が険しいもの

目的地のすぐ近くまで来ました。と、アレは? 廃線跡ですね。
何処にあるか分かりますか? 答えは こちら です。これは前回訪問した時の

遂に目的地到着です。もう水面が目の前です。正直、風も激強くて恐いです。
で、逆から見た画像がその3でご紹介した こちら の写真です。

こちらはその目的地です。この時は本当に嬉しかったです。
目の前の藪なんかもう全然気になりません。それだけ夢中でした(笑)。

そしてトンネル内へ入ります。非常に短いトンネルで、既に先の出口が見えています。

こんなところに砂利が。出口の上にはロックシェードでしょうか?赤い屋根が。

ところでこのトンネルは何番なんだ?と先ほどから探しているのですが、反対側には

先ほど撮った廃線跡です。「旧21番トンネルは」水没し、僅かに上の部分だけを
これだけ水嵩が増えちゃいました。ハァ、この時にここから見たかったなぁ。
それにしても凄い水面の荒れ方でしょ?しつこいようですがそれだけ強風だったんです。
以上、過去最長 4部に及ぶ「井川線旧線」編でした。とにかく 一度目 の訪問では、
そんな気持ちで向かった「井川線旧線」探索、結果もほぼ良好と本当に大満足でした。
今度はぜひとも水位が下がった状態の時に行きたいものですね。
水根貨物線1 (東京都/奥多摩-水根) 前編
【開業】1952年(昭和27年)11月 【廃止(休止)】1957年(昭和32年)5月
【魅力】廃止から50年以上経った今でもほぼ現存。トンネルと橋梁の数が共に
23と見所が非常に多い。ただ経過年数からも分かるように危険な箇所も多い。
【訪問日】08.03.15
●今回のターゲットは奥多摩に存在する廃線跡です。
廃線になったのは1957年で、何と今から50年以上も前のことです。
しかしながらその「時間」を感じさせぬ内容でした。
その内容はこの後のお楽しみとして、とにかくこの「奥多摩」という場所は
予想以上に私をワクワクさせてくれる場所でした。
ここまで「人の手の加わっていない」場所というのも初めてで、
廃線跡探索の知識をここで随分と上げさせて頂いたと思います。
ということで今回は車で移動、奥多摩駅の近場へ車を止め、
下調べした「むかしみち」へ向かうところから始まります。

奥多摩駅周辺の多摩川です。しかし高いっ!左下に写る影は私の立つ

先ほどの場所から5分少々、「むかしみち」入り口までやって来ました。
調べによるとここから廃線跡へ行けるのだそうです。

結構な急坂です。この後もこのような坂が続き道は未舗装となります。
ちなみにこの「むかしみち」、全コース片道約10kmの道のりとなります。

と言っているうちに振り向くと・・・き、キマした♪ 素晴らしい景色に胸が高鳴ります。

レールまで残ってるじゃないですか。これが

今のトンネルへ入り中から撮影。うーん、良い景色です。
ちなみに先ほどから廃線廃線などと言っていますが・・・

実はここはまだ休止線扱いなんですよね。50年も経ってるのに、ですよ?
ま、「大人の事情」ってのがあるのでしょう。画像は同トンネルを抜けたところです。

トンネル出口に銘板発見。やっぱり昭和27年ですよ・・・綺麗に残ってるものです。

もう少し先へ(奥多摩側へ)進みました。が、これより先は所有地のようで

先ほどのトンネルを抜けて奥多摩湖方面へと向かいました。
すると小さな橋が。とは言っても下を見ると結構高いし、強度は?

強度は大丈夫そうだったので、渡りました。高所恐怖症克服です(笑)。
上記4分割は左上から右下の順です。最後は振り返って撮影。

時折雑草や小枝が行く手を遮りますが総じて順調に前進。
ただ、たまに見かける落石による「デカい石」を見かけると少々ビビります。

錆びたレールに導かれるように辿ります。画像のように反対側は

前編はここまでとなります。後編ではもう少し先まで進み、
ある場所で挫折、まだ行きたい場所もあったのでそこで引き返すことにしました。
そしてその「行きたい場所」とは? この私、ジツは○○フェチだったりもします(笑)。