鹿島鉄道1 (茨城県/石岡-鉾田) 前編 | 廃線跡訪問記 ブログ版

鹿島鉄道1 (茨城県/石岡-鉾田) 前編

●データ 【所在地】茨城県石岡市~鉾田市 【運営キロ】27.2Km
【開業】1924年(大正13年)6月8日 【廃止】2007年(平成19年)4月1日
【魅力】過去の廃線跡巡りの中では最新の廃線跡。新しい廃線跡なので
 遺構の数は文句無し。駅も一部を除き、ほぼ全て残されておりました。 【訪問日】08.11.01


●廃線跡訪問記では初の茨城県上陸です。そしてもう一つ「初モノ」が。
それは廃線跡の総距離で、27Kmと過去最長。駅数もあるので
「これは一日では
回れないだろう」と、最初から 2日に分けての探索にしようと決めました。
 
そしてこの「鹿島鉄道」ですが、まだ新しい廃線跡ということもあり期待通り、
多くの遺構が残っておりました。ただし中には、事前の調査では「あったものが無かった」
というケースもあり、廃線後の整備も確実に進んでいるようです。

探索 1日目のこの日は、「石岡駅」から「浜駅」までの探索です。初めて訪れた「霞ヶ浦」も
綺麗でした。ちなみに2009年1月、フジテレビで放映された「コードブルー」というドラマでは、
電車事故を再現するために、この鹿島鉄道の廃線跡である「鉾田駅」がロケ地となりました。
 
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石岡駅です。黄色い線がレールのあったであろう場所です。
今は全くのサラ地となってしまいました。右を走るはJR常磐線です。
 
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では半「恒例」の空撮今昔画像です。駅の右側が「鹿島鉄道」ホーム。
ちなみに現在は、サラ地となってしまっております。また1974年の方で
右上に伸びる線、実はこれも廃線跡です。現在は跡形もありません。
 
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鹿島鉄道のホーム南側です。駐車場となっていました。
そして注目は車止め。枕木ですね。やはり当時のものでしょうか?
 
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さらに南へ行くと、このような草生した空き地が続いていました。
列車は前方に見える陸橋下をまっすぐに進んで行きました。
 
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左へ緩やかに折れる廃線跡です。イイ絵ですねぇ。
ご覧のようにバラストも残っております。そして反対側には・・・
 
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ガーター橋が残っていました。これはまた立派なモノを
残してくれました。いつまで残しておいてくれるのでしょうか。
 
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最初の駅、「石岡南台駅」へやってきました。どうです、この立派な姿。
まるで現役みたいでしょう? 実際に「駅前トイレ」は現役でした。
 
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更に駅構内はご覧のようにレールが無い程度で、保存状態は超良好です。
まさに廃線初期という感じ。どうやら複線の列車交換駅だったようです。
 
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少し「石岡駅」方面へ戻りました。この橋の下には道路が通っています。
 
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やや切り通しですね。素晴らしい「廃線跡」です。赤錆びたレールもグッドです。
 
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「東田中駅」跡へやってきました。こちらも立派にホームが健在。
レールさえ錆びていなければ、本当に「現役線」で通るかも知れませんね。
 
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次なる駅は「玉里駅」跡です。こちらも伏線の列車交換駅だったようです。
 
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四分割は左上から「国道355線脇に立つ駅案内」、
「列車時刻表」、「ポイント切替装置(?)」、「ポイント部分」です。
 
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こちらは「新高浜駅」です。それにしてもどこもホームは健在だし、
廃線跡のムードは丸出しで、もう廃線フェチにはタマリマセンね(笑)。
 
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この回最後の駅は「四箇村駅」跡です。「しかむら」と読みます。
こちらもホームは健在、今のところ「石岡駅」以外は全て健在ですが・・・
 
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ここでは、これまで続いてきたレールが遂に途切れてしまいました。
こ、これはもしや、次の駅は・・・? 嫌な予感がします。。。


探索一日目、前編は以上です。
後編では次の駅「常陸小川駅」から「浜駅」までをご紹介致します。
そして次回中盤からは「霞ヶ浦」のすぐ脇を走るため、景色も楽しめます。
時間帯も夕方だったため非常に綺麗でした。