水根貨物線2 (東京都/奥多摩-水根) | 廃線跡訪問記 ブログ版

水根貨物線2 (東京都/奥多摩-水根)

●データ 【所在地】東京都奥多摩町 【運営キロ】6.7Km
【開業】1952年(昭和27年)11月 【廃止(休止)】1957年(昭和32年)5月
【魅力】廃止から50年以上経った今でもほぼ現存。トンネルと橋梁の数が共に
23と見所が非常に多い。ただ経過年数からも分かるように危険な箇所も多い。
【訪問日】08.04.12


●時間の都合で全ての予定を回れなかった 前回 から約 1ヶ月、再びこの地を訪れました。
 
前回の訪問では「スギの木花粉」の飛散が真っ最中で、花粉症の私はモロに影響を
受けましたが、今回はしっかりマスク&目薬持参で完全武装(笑)。ピークは過ぎたといえ、
まだ侮れませんからね。それにしても今回は桜が満開、また桜だけでなく様々な
種の花も咲き乱れ、とにかく綺麗な景色でした♪

ここで本編の前にちょっとおトクな情報を。関東では
毎年3月下旬~4月初めにかけて
桜が満開になります。「花の命は~」なんて言いますが、この桜も例外ではなく
非常に短いものです。ところが。この今回訪れた地、「奥多摩」では一週間前には
平野部では終わってしまった桜もここでは「見ごろ」になるのです。で、今回の訪問は
ちょうど「その時」で、もちろん知る由も無かった私には非常にラッキーとなりました。

関東圏の方で、もし「見逃してしまった!」や
「もう一度観たい!」という方は、覚えておくと良いかも知れません。

 

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今回も車で移動、同じ近場へ車を止めて徒歩で探索開始。
前回は立ち寄らなかった「奥多摩駅(旧 氷川駅)」を通過します。
 
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今回の訪問は前回行けなかった「水根貨物線」のメインとも言える
「日原橋梁」へ訪れるために来たと言っても過言ではありません。
 
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見えてきました。ここへ来たならやはりコレを見なければ、ね。
巨大なコンクリートアーチ橋です。奥に見えるのが「日原橋梁」です。
 
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と、その前に。キョロキョロしていたらトンネル発見。
しかし人目もあるし工場も近く、ヤバいかな?と自重。
 
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モノは見えてきたものの、どうやって近寄ったら良いのか。詮索中。
そして行ける場所を見つけたものの、ある民家を通らないと行けません。
で、強行突破したら「おじいちゃん」に見つかっちゃいました、、、汗
 
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しかし「ちょっと見せて下さい~」と言ったら「どうぞ、どうぞ」いう答えが。
どうやらこういうことにはもう慣れっこのようです。ヨカッタヨカッタ。^^;
ただ、さすがにここから先へ進む勇気はさすがにありませんでした(笑)。
 
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反対側を振り返れば先ほど写したトンネルもそこに。
先へ進みたかったなぁ。しかしタマらない景色でしたわ。
 
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ここは前回工場があって先へ進めなかった場所です。
奥のトンネルは塞さがれていました。
 
写真最後の「トンネルが塞がれていた」場所ですが、
何故か撮った筈なのに写真が残っていなかったんですよね(謎)。
その塞がれていたシーンも写真に納めたハズですが・・・なので簡単に解説を。

会社らしき場所を暫く進むと、廃線跡上に小屋らしきものが。
その小屋の脇から先へ進むことが出来ます。ただその道が・・・
ガケっぽいところにあり、結構高くて恐いんですわ。^^;
更に足場も弱そうなところも時折あって下も丸見え、ちょっとヤバいです。

そんな場所をクリアするとようやくその場所へと辿り着くことが出来ます。
それにしてもせっかく写真撮ったのに。どうして残って無いんだろ(泣)。
 
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場所は変わり、小河内ダム(奥多摩湖)近くにあった旧水根駅周辺です。
ここが終点となった訳ですが、もう駅跡という感じは全くありませんでした。
 
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コレですもん。砂利がうず高く積まれていて、駅跡とはとても思えません。
周りは草ボーボーですし道らしい道も無く、草を掻き分け先へ進みました。
 
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すると・・・突然目の前に廃レールが姿を現しました。
コレですよ、コレ。ようやくソレらしい跡を見つけることが出来ました。
 
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さぁ、辿り着きました。こちらは前回時間の都合で近づくこと無く遠くからしか
見ることの出来なかった( 画像 )「水根側最後の橋」です。
 
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「わ、渡りたいなぁ。でも、人目もあるし木も腐ってるみたいだし」と諦めました。
 
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今度は向こう岸から見たいですね。ただ今日は時間の都合もあり、また後日にします。

ということで今回の「奥多摩探索・第一弾」はここで終了です。
しかし文中での書いたように、まだやることが残っています。
この奥多摩は調べてみれば私の好きな「廃なモノ」が数多く存在する
場所であり、「第二弾・第三弾」とまだまだ続くことでしょう。