信越本線3 (長野県/横川-軽井沢) 前編 | 廃線跡訪問記 ブログ版

信越本線3 (長野県/横川-軽井沢) 前編

●データ 【所在地】長野県軽井沢市~群馬県安中市 【運営キロ】11.2Km
【開業】1893年(明治26年)4月1日 【廃止】1963年(昭和38年)9月30日(旧線)
【魅力】廃線跡の登竜門的存在。「新線」は新幹線開業により1997年10月1日に
廃止と比較的新しい。廃線巡りは新線は立入禁止なので旧線が中心に。
【訪問日】08.02.16
 
●過去2回の訪問は、いずれも横川側からの探索でした。となれば、
残すは反対の軽井沢側の探索。そして今回は初めて「車」で移動しました。
ただし訪問したのは真冬の2月。当然「雪」に対する警戒をしたのですが、
最初に辿り着いた横川側には殆ど雪は無し。「これは行けそうだな」と、
軽井沢側への移動を決めた訳ですが、これがまた大変でした。

峠を登り高度を増すごとに積雪も徐々に増し、路面にも雪が覆い始め凍結して
ギラギラしている場所も出始めました。ノーマルタイヤだったので激焦りましたし、
実際に滑るわ滑るわで超慎重な運転を心掛けようやく軽井沢へ到着(汗)。
そして最終的にはそれはそれは雪深い景色に変貌していました。
「山ひとつ」超えるだけでこれだけ違うものなのね。碓氷峠、スゴいです。。。

 

廃線跡訪問記 ブログ版-040101
こちらは軽井沢駅北口の駐車場。ご覧のように一面の銀世界。
ただ道路は除雪はしっかり行われており走行に支障はありませんでした。
 
廃線跡訪問記 ブログ版-040102
「ナニコレ?」 軽井沢駅へ向かう途中に発見。
「草軽電鉄ぅ?は、廃線跡ぢゃねーが!?」 し、知らんかった。。。
 
廃線跡訪問記 ブログ版-040103
説明書きです。まさかこのような形で発見することなるとは。
今回は当然調べる術も無いので、帰ったら調べることにしましょう。
 
廃線跡訪問記 ブログ版-040104
さぁ軽井沢駅北口に到着です。実はこの地へは何度も来ていますが、
冬に訪れたのは初めて。ただ、さっきの「草軽~」は見逃していたなぁ。
 
廃線跡訪問記 ブログ版-040105
軽井沢駅改札前の温度計は2度を指しています。私の住む場所では
相当に寒い気温ですが、こちらでは暖かい方なんでしょうね。
 
廃線跡訪問記 ブログ版-040106
同駅南口まで移動。道路右側に並ぶは「PRINCE SHOPPING PLAZA」。
私には関係の無い「異次元」の世界なので早々に退散します(笑)。
 
廃線跡訪問記 ブログ版-040107
ここで軽井沢の歴史を振り返りましょう。画像は1946年の軽井沢です。
軽井沢駅(中央左寄り)に引き込み線らしきものが見えますね。
 
廃線跡訪問記 ブログ版-040108
こちらは1975年当時の軽井沢駅周辺です。幾分道路が増えましたが
基本的に変わりは無いようです。南口は徐々に整備が進んでいるもよう。
 
廃線跡訪問記 ブログ版-040109
最後に現在の軽井沢の様子です。1946年当時と比べて南口はスキー場が
出来たりなど開発が進みましたが、北口は当時の名残りが見て取れます。
 
廃線跡訪問記 ブログ版-040110
さて本題へ参りましょう。北口へ戻り横川方面ホーム近くへ。
当然今は使われていない訳ですが、画像では分かりませんね。しかし・・・
 
廃線跡訪問記 ブログ版-040111
少々先へ進むと、「廃線」の雰囲気が出てきました。
積もった雪から顔を出す途切れた線路、もう最高です♪
 
廃線跡訪問記 ブログ版-040112
それにしても歩き辛かったですね。積雪は10cm程度なんですが、意外にも
「雪かき後」の雪が先を拒みます。所々は凍っている部分もあり何度かコケそうに。。。
 
廃線跡訪問記 ブログ版-040113
更に先へ進むと踏み切りを発見。当然「遮断機」も無いワケでして
「左右」も確認せずそのまま進入。「廃線跡」ならではの行為です(笑)。
 
廃線跡訪問記 ブログ版-040114
素晴らしい絵が撮れました。個人的に大好きな絵です。
 
廃線跡訪問記 ブログ版-040115
もういっちょう。同踏切の反対側です。しかし何故ここだけこのような
半端な(線路の)ブッタ切り方をしたのでしょうか?
 
廃線跡訪問記 ブログ版-040116
何度も言いますが雪から覗く錆びたレール、何故か萌えますねぇ。
ちなみに左を走る線路は長野新幹線。コイツのせいで横軽が廃止に・・・。


次回、後編ではこの先の横川へ続くトンネル入り口までを探索、
そして駅へと戻り今度は車で「めがね橋」へ訪問します。
しかしこの車での峠超えが、路面の凍結で非常に恐いものとなりました。
そしてそんな道中、遂に「ヤツら」と対面することに。そんな「ヤツら」とは一体 !?