一昨日、彼(石川さん)とは違う現場で夕方、彼(石川さん)から聞いた話なんですが、彼(石川さん)が現場の乾いたドブで別々に一万円札１枚と千円札５枚を拾ったそうです。
それで明らかに違うと分かっていたのですが、彼(石川さん)がドブの前の家の人に「このドブに一万円札が落ちていたのですが、お宅のですか？」と尋ねると、その家のババアが「あっ!うちのだと思う～！」と一万円を持って行ったそうです。
で、千円札５枚の五千円の方はどの家の前でもないので、一緒に働いていた杉山さんに「山分けしましょう！」と彼(石川さん)が言うと、杉山さんは「おばあちゃんに昔から拾ったお金にはどんな厄が付いているか分からないから、使うのよしな！って言われてるから、僕、いらないです。」と答えたそうです。
それを聞いて、「厄かぁ～」と気味が悪くなった単純単細胞な彼(石川さん)がその五千円をどうしようかと悩んでいると、杉山さんが「そういうの気にしない人にあげたらどうです？」と言ったので、彼(石川さん)はそういうの気にしない単純単細胞能天気な男って事で真っ先に弟分のヨウスケ君を思い付き、早速、「ヨウスケ！現場で五千円拾ったから、お前にやるわ！」と電話したそうです。
僕が現場から元請けに帰るとヨウスケ君が「アニキ(石川さん)がなんだか突然五千円くれる！って電話してきました～‼️」とたいそう喜んでいました。
で、昨日の朝、「ヨウスケ君が石川さんに五千円貰えるって喜んでいましたよ！」と報告すると､彼(石川さん)はその五千円(ビニール袋に入った)を僕に見せて、「これが厄が付いているかもしれない五千円！ここからヨウスケの不幸が始まる！」と悪い笑みを浮かべました。
ヨウスケ君の不幸に乞うご期待！(笑)
