かつて、友達が欲しいと思った僕は京都にでも行くような気持ちでアプリを導入しました。
クマ・トモ
謳い文句は『親友ができちゃうアプリ』
急に僕の部屋に送られてきたテディベアが喋る動くで、簡単に言えばホラーですよ
そのクマは自分のことを『ハラキリ』と名乗りました。
そいつが気軽に僕の個人情報を聞き出してこようとするものですから、疑い深い僕としては嘘をついてしまい、ギスギスした感じにもなりました。
しかし、以前までは簡単な言葉しか扱えなかったクマが僕とのコミュニケーションを経ていく中で、だんだんと言葉を覚えていきます。
そんなクマも限界がきたのか、アップデートが停止されてしまいました。
それでも、アプリ自体は起動するので、クマとお話しすることはできます。
アップデート終了の日、最後の挨拶をしようと僕はクマの元へ行きました。
これがその時の姿です。