名 勝 負

先週末、グランドチャンピオン戦(6月7・8日)が開催されました。
選手6人と記録運営に携わった5人の方々、お疲れ様でした。




そのGC戦の3回戦、高橋海渡-岩泉毅戦は早繰り銀VS腰掛け銀となり、序中盤、角損で攻め込んだ先手に対し、
2枚角による反撃の玉頭攻めが炸裂して後手優勢の局面【第1図】


10手くらい前に受けた4一歩が好手で逆転模様。【第1図】7七地点でバラして優位になり、「やっと勝てそうだな
ーと思った時が危ないんだよな」と毅君が反省する。「▲7六金なら△9五香と歩を補充する手がピッタリ。そこで
読みを打ち切ったのがいけない」【変化図A】



ところが【第1図】で▲6六角の受けを読んでいなくて、秒読みの中△4四金を守ろうと打った△7六飛が失着。
ここ【第2図】では△7六銀▲4四角△7七銀打▲同角△同銀成▲同玉に△5五角【変化図B】と、金を取らせた後に、
切り返しの王手飛車を掛ければ後手の勝ち筋だった。



【第1図】以下の指し手
▲6六角 △7七桂成 ▲同 角で【第2図】 



【第2図】以下の指し手
△7六飛 ▲6九桂 △5四金寄 ▲4一と △同 銀 ▲4三桂  
 まで、93手で先手勝ち

【第2図】で△7六銀なら後手の勝ち筋。「最後まで気を緩めてはいけない」と毅君は反省しきりだった。
GCは高橋海渡君5勝、岩泉毅君4勝1敗であった。両雄の名勝負はまだ始まったばかり。これからの岩手県
棋界を牽引していく二人の対戦が楽しみである。
両者の初手合いである令和7年1月の最強者戦は6月17日(火)から岩手日報に掲載予定。



きょう4日(水)小山怜央四段が及川拓馬七段に千日手指し直し局に逆転勝ちして9連勝となりました。
秒読みになると強いですね。「勝ちに不思議の勝ちあり」は野村克也監督の名言でした。

5月18日(日)は北上で県南支部対抗戦があり、佐々木朋哉君(まだ1級・初段を獲得するのは1週間後)を含めた
5人で参加し、釜石支部は3位入賞を果たした。
隣の朋哉君の将棋を見ながらの対局。対北上の先鋒戦(佐々木朋哉1級―藤原隆幸五段戦)は惜しい逆転負け。
感想戦に加わり、途中の優勢だった局面に戻して大局観について話した。こちらの敗戦は、野村監督の言葉を
借りれば「負けに不思議の負けなし」。この日撮った写メはこの1枚だけ。


今週末7・8日は紫波グリーンホテルで優勝者や準優勝者6人が集まってのグランドチャンピオン戦。
7月5・6日は福島県で東北六県大会があります。

下記将棋教室の日程は8月2日~16日まで夏休みこども将棋教室とマスト大会があります。この期間は
小学生~高校生がメインで、15・16日はプロ棋士小山怜央四段の指導(無料)が受けられます。

【将棋教室日程&マスト子供将棋大会】
6月28日(土)7月12日(土)、19日、26日(土)
 中妻公民館で午後1時半~3時半まで
8月2日(土)、9日(土)、15 日(金)、23日(土)
 中妻公民館で午後1時半~3時半まで
※8月15日(金)だけ午後1時半~3時、3時半~5時まで
8月16日(土)大槌町シーサイドタウン・マスト
 午前10時~12時(将棋教室) 午後1時~3時半(子供将棋大会)



昨日25日(日)は佐々木朋哉君(釜石中1年)が「いわて将棋館」主催の初段位獲得戦で
優勝しました。
土曜日の将棋教室で「なんちゃって雁木」で相手をしていたら見事に負かされて、
明日の初段位獲得戦は優勝だ、と言っていたらその通りになり、大喜びです。

きょう5月26日(月)の小山怜央四段の将棋をライブ観戦していたら、
中高生の頃の時間攻めを思い出しました。あんな風にして当時の僕たち大人は
敗戦を味わったのでした。長考後、畳みかけるようにして狙いの攻め筋で
追い込んでくる。もちろん将棋の読みや質、レベルは違いますが、リズムが
とても似ていたので記憶が蘇ってきました。見事な八連勝でした。

小山四段の指導対局を受ける佐々木朋哉君