映画監督への道10 制作費を集めよう ~VALU参戦~ | 超高速なエブリディ!

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作家・土橋(どばし)章宏のブログです。
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映画を作るのには金がかかる──。

この事実ゆえ、なかなか素人が手を出せるものではありません。新人監督が「パラノーマル・アクティビティ」や「ブレア・ウィッチ・プロジェクト」みたいな安いホラー映画製作に行くのはそういう要因も大きいはず。

しかし一発当てれば、ハリウッドなんかではドンと監督にお金が入り、自分のスタジオを作って大きな映画が撮れるようになります。ルーカスフィルムとかそうですよね。

 

でも日本では慣習がなかなか変わらなかったり、言語障壁に縛られて商いの規模が英語圏や中国圏の1/10以下なこともあって、映画監督はそんなに儲かりません。

 

監督が儲からない、日本の映画業界への不安

 

でも「コンテンツやアイデアにもっとリスペクトを!」と声を上げても、「そうだね!」といって手厚く報酬が出るかといえば、そうではありません。他のことでも、国会前でデモしたってほとんど情勢は変わりません。ただ、「怒った」という自己満足になってしまう恐れもあります。

 

こういうときにはシステムのイノベーションが有効です。おりしも今は世界的な「ダイレクトな個人」のブーム。AirbnbもUberも中国初のMobikeも「個人」が主眼の新しいビジネスです。日本でもCASHやPaydayが始まったばかり。インターネットの第二波が来ているような気がします。

 

そこで私も個人が株式上場できるというVALUに参戦してみました。

 

イケハヤさんなんかは早くも1000万円調達するなど活況です。

フォロワーが多いほど有利なようです。ためしにLINEの田端信太郎さんのVALUを買ってみたら数日で3倍になってびっくりしましたが(笑) 

 

これのいいところは、ベンチャーキャピタルやクラウドファウンディングのかわりになるというところですね。しかも手数料をほとんど取られないし、買った人に対する優待もある。仮想通貨のビットコインを使っているところも面白いです。近い将来、融資業務の苦手な銀行がいくつか破たんするんじゃないでしょうか。

 

まあ審査終わったばっかりで、保有VALU数が少ないし、どうしようかって感じですが、もっと便利な類似サービスもすぐ立ち上がることでしょう。

コンテンツメイカーが自前で資金を集め、自前で舞台を作り、自前で収入を得る──。漫画界では赤松健さんがそのようなことをされてますが、そういう可能性が見えてこそ、初めて制作者に資金がまわってくるものと思います。

 

また、日本の言語障壁は翻訳技術の発展により、あと5年くらいで消える気がします。つまり日本のコンテンツメーカーも平らな世界市場で戦える日も来そうですね。その日に備えて、世界標準の準備だけはしておきたいものです。