かっこよく英語を話したい。流暢に話したい。ネイティブみたいな発音で話したい。と思っている英語学習者は結構いるであろう。が、カナダに2年くらい住んでみて、誰も発音など気にしていないことがよーーーくわかった。カナダの外で生まれ、カナダで育った人たちのほとんどが、各国の言語の発音の影響を受けながらも、自信を持って話している。そもそも気にしていない。青年期にカナダに来た人たちというのは、発音を気にしている人を見かけることはもちろんある。しかし、カナダで生まれ育った人は別に白人のネイティブな発音に自分の発音を寄せようと思ったりはしていない。そこに寄せる意味というか、価値が見いだせない。どんなにかっこよく英語を話したいと思っても、「え、お前の英語なんか別に興味ないけどwww」と相手からは思われるだろうし、本人の立場からしても、相手の英語など興味を持たないであろう。発音矯正や流暢さに時間を割ける人というのは、家が裕福で別に英語以外何もできなくても、職につかなくとも問題がない人たちであり、その英語学習は贅沢品・嗜好品のような扱いになるとさえ思っている。もちろん趣味で取り組むのは全く問題ない。が、それが仕事につながるという安易な考えは捨てたほうがいいだろう(笑)。