国民の大半の白人

ウルグアイはちょうど日本の裏側に位置する国。ブラジルとアルゼンチンという2つの大国にはさまれた小国だ。その立場を踏まえながら、緩衝国(バッファ・ステート)として近隣との関係を重視している。
また国土の80%が「パンパ」と呼ばれる大平原であるため、早くから農牧国としての道を歩んできた。現在でも主産業は畜産業で、羊や牛の放牧が盛んに行われている。
国民は白人が88%、白人と先住民の混血が8%という白人中心の国だ。他の南米諸国に比べて極端に白人が多い理由として、ここに入植したスペイン人たちが先住民たちをほぼ全滅させてしまったからだという説が有力だ。
1814年にスペインから独立し、1903年には南米最初の福祉国家を宣言。以来、高い社会福祉と教育を実現し、平均寿命は75・6(02年)と南米でも屈指の長寿の国となった。このことから「南米のスイス」とも称される。
73年から85年までは軍部がクーデターにより政権を掌握。政権交代後、政府は民主主義の回復に務め、市場開放、財政改革などを中心とした政策を展開するも、02年までは連続のマイナス成長。04年頃から経済の回復に成功し、12%超という記録的な経済成長を果たした。輸出の4割はブラジルとアルゼンチンに依存している。
ウルグアイの正式国名「ウルグアイ東方共和国」。ここ東方とは自分のたちことを「オリエンタル人(東洋人)」と自称したからだともいわれるが、なぜウルグアイの人たちがオリエンタルかという理由は謎である。