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劇的に記憶力を高める方法

受験や資格のための記憶力を高める方法、記憶力強くする方法について書いてます。勉強法やトレーニングもあります。


記憶力とは覚えたことを思い出す力です。
では覚える方(インプット)と思い出す方(アウトプット)のどちらが重要だと思いますか?


興味深い実験結果があります。

2008年の実験です。
ハーバード大学の学生に意味をスワヒリ語の単語(学生たちは意味を知らない単語)を40個覚えてもらいテストを行いました。


復習法・テスト法の異なる4グループで実施すると、4グループとも7回ほどで全問をクリアしました。
しかし1週間後に再テストをしたところ、グループで大きな差が出たのです。


グループ①復習:全問(入力が多い)、テスト:全問(出力が多い
グループ②復習:間違えた箇所だけ(入力が少ない)、テスト:全問(出力が多い
グループ③復習:全問(入力が多い)、テスト:間違えた箇所だけ(出力が少ない
グループ④復習:間違えた箇所だけ(入力が少ない)、テスト:間違えた箇所だけ(出力が少ない


一週間後の再テストの結果(平均点)はグループ①②(出力が多い)が80点、グループ③④(出力が少ない)が35点でした。


このことから記憶力は入力ではなく出力の頻度に関係することが分かりました。



具体的に出力(アウトプット)を活用する方法を紹介します。


1.過去問は全問やる
過去問というと間違えた箇所だけというイメージでしたが、上記の実験結果を考えると全問やった方が良いでしょう。


過去問は間違えた箇所だけ行うと教える人もいます。
その人たちは一週間後に学習した内容の記憶を保っているかということを考えていないことになります。


確かに、過去問を全問やるというのは非常に面倒くさいです。
しかし上記の実験を考えると、過去問を間違えた箇所だけ行うというのは近道をしているようで実は遠回りをしていることになります。


余計な手間を減らすことには賛成ですが、過去問に関しては全問やりましょう。
出力(アウトプット)の頻度で記憶の定着が決まります。



2.人に説明する
説明することは出力(アウトプット)の行為です。
何も知らない人に教えるとなると、非常に高度なアウトプットになります。


説明するということはとても難しいです。
教えているこちらまでよく分からなくなってくることもあります。


しかしそうした過程により、だんだんと自分の説明が簡潔で分かり易くなります。
出力を繰り返すことで、上手な出力の仕方が分かってくるのです。


勉強したばかりだから、と説明から逃げるのはやめましょう。
上手に説明できない部分はあなた自身も良く分かっていない部分です。


説明することは自分に足りないものを知る絶好の機会です。
どんどん説明しましょう。



3.一人テストをする
学習後にそのことで一人テストをしましょう。
自分で問題を出し、自分で答えるのです。


他人に問題を出してもらう場合は、答えることが出力(アウトプット)になりますが、一人テストの場合は問題を出すときも出力(アウトプット)になります。


学習した内容を使って自分なりの問題を作るという行為だからです。
一人テストは問題を出す、答えるという二重の出力(アウトプット)になります。
多くの人が一人テストをすすめていることも納得です。


なるべく難しい問題を考えてみましょう。
もちろんそのためにはより深い理解が必要です。
そして出題者の心理を考えることにも繋がります。


問題には作り易い問題と作りづらい問題があります。
一人テストの習慣をつけることで、作り易い問題の部分はある程度予想がつけれるようになります。
学習内容の定着、さらにテストにも強くなるので毎日暇なときにやってみましょう。



今回はアウトプットに注目してみました。
思い出すことによって覚えられるようになるということは、意外だったのではないでしょうか?
また何となく知っていた人も、上記の実験から、より確かなものになったことでしょう。
興味のある人は「勉強したことは説明しよう」も読んでみてください。



アウトプットが重要と知って、記憶術は入力(インプット)じゃないのかと思った人もいるかもしれません。
しかし記憶術は単純な入力(インプット)とは異なり、出力(アウトプット)しやすい状態に変換することなので、上記の実験とは少し違うので安心してください。


単純な入力(インプット)とは普通に覚えたり、そのまま無理に覚えることです。
記憶術は覚えたいことをより思い出しやすくします。


記憶術と今回紹介したアウトプット法を組み合わせると、非常に効果が出ます。
ぜひ学習に活用してみてください。


以上「記憶力とアウトプット」でした。

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