昨日も午後からお散歩。

ほとんど近鉄しか歩いていないが、5800歩。5000越えは、今回の入院以来最長だ。

しかし、これには布石があって。

わかりにくいが、親指にティッシュをグルグル巻きにして、セロテープで固定した。ディーゼル前での撮影がチビっとシュール。

というのは、1〜6時の申告で外出して、まず行ったのがナス。手足の痺れを解凍したいのと、長い間シャワーも浴びていないから洗髪したかった。

とりあえず頭が痒いので頭を洗おう。椅子に座ってビニール袋から髭剃りを取ろうとした。指先がピリッとした。まあ、軽い痛みだけ。

しかし、親指の先からどんどん血が流れてくる。口に入れて止血。でも、風呂だし、一度シャワーで体温を暖めているから血流がいい。どんどん出てくる。

仕方がないから右手は指で咥えたまま左手1本で洗髪。もう、他の場所を洗う余裕はない。

念願の入浴も下半身だけだから、管にかかるのもリスキーでふくらはぎまで。それでも、凍った足をお湯に入れるなんて久々だから感動的。

のはずなのだが、肉の塊をお湯に入れても中々解凍されないのと同じで、あんまり感じない。そもそも痺れで無感覚になっているから、温度にも無感覚。

そんな私は、無神経。

親指を咥えつつ、管のワッペンをタオルで隠しつつ。妙なポーズに会員のジジイたちは、不思議な顔。

だって、身体はよじってタオルを脇に挟んだ白髪混じりのM禿げオヤジ。まだ老人でもないのに年寄り特有のガリガリだし、腹は縦に横に切腹の跡。何しろ親指をずっと咥えたままだし。こいつ何やってるんだろう?と怪訝な顔々。

一回り上の健康ジジイたちよ。おまえら、明日は我が身やで。糖質バンバン食べて癌細胞を育てとけよ。

クッソー!

その後うろうろした本屋でもページはめくれないし、ものは掴めないし。親指の先っちょの偉大さを痛感した数時間。

後で検索してみると、痺れの事故として、指先に感覚がなくなっているから火傷や刃物は要注意と書いてあったが、後の祭り。

別に、ベッドで踊ってる訳ちゃうで。よく考えたら、髭剃りを探して本来なら髭剃りを指先が認識しているのに、今はわからない。だから、強く握ってしまったのだろう。

こんなこと、人ごとだった。

失敗した初めてわかることは多い。

子供たちには、いい失敗をたくさん経験しろと言い続けてきた。免疫力を上げるために。

それも、説得力のない癌患者の戯言と化してしまった。

嫌々、今後私の目標は、ただでさえ免疫力を上げないといけない。転移や再発の防止のために。

みんなで、免疫力上げるぞ!

おう!

ひとりだけかい。

そして、翌朝。

まるで、指人形のような昨日の指サック。可愛いから顔でも書いて非常用に持ち歩くか?

不衛生やから、やめときまっさ。