決算期過ぎたのに、弥生会計の打ち込みが終わらない。というか、何かのミスで現金がマイナスのまま。どしよ?
簡単な打ち合わせ後、自転車で帰宅。途中、阪堺電車の踏み切りの中で撮影。
こちらは、一直線。拡大すると向こうの方にチン電らしき小さな車両が見える。まるで、鉄道オタみたいだが私は違う。車両には、興味がない。ただ、踏切を通る際、線路のこのラインがセクシーやなあと思うわけ。
もっと一直線が長い線路は、果てしなくかっこいい。
反対側はややアールがある。この曲がり具合は、まあ、普通かな。この平行した曲線が、またセクシーなのだ。これは、たまたま撮っただけで、この写真がいいからではない。
趣があると思うのは、両サイドの風景。線路を挟んでビルや民家、農地、河川とか、いろいろあって線路をサンドする風景が、実に味わい深い。
洗濯物を干した民家や廃墟と化した空き家、さりげない河川敷など、とても魅力的だ。ほぼ想像だけど、きっとそうだ。
これも、還暦後に旅して自分で撮影して、その場で感じたことをまとめて写真集を出したいくらい。
その体力も能力も失われつつある現実は悲しいことだが、自己満足でもいい。何枚かは撮りに行きたい。
北海道とか、島々とか、極端な地形の線路ワールドも楽しいし、あちこちの都会でも味わいのある生活がここに凝縮されているはずだ。海外となると、それはもう果てしない。
これを思いついたのは、たぶん横尾忠則の影響かと思う。彼は日本中でユニークな三叉路ばかり撮影した写真集を出していた。
いい味だらけでショックを受けた。視点が、常人じゃない。単なる三叉路を、ある角度から見るとその広がりは宇宙と通じるというか、不思議な空間に見えた。
単なる日常を視点を持つだけで、これだけ楽しめる。大卒で入社したプロダクション時代。同じ部屋で仕事していたフリーコピーライターの大先輩に、コピーライターで一番大切なことは何ですか?と聞いたことがある。
その回答が、視点を持つことだよ。だった。
三叉路も、線路も、視点があるから魅力を感じるのだと思い、先輩の言う通りやなと。
あれから、30年以上経ったが、その意味はしみじみと思い知らされる。

