34歳後半にして3度目の婚活を開始しました。

 

母に、会社のセミナーで出会った近県の結婚相談所社員と会ってみないか、話を聞くだけ聞いてみないか、と半年前から言われていました。
しかし会ってしまったらそのままの流れで登録をさせられてしまうのだろうと。
嫌だ嫌だと言ってきましたが、金は親が払う、どうかどうか、と、とうとう逃げ場を塞がれ、面会をしてしまう事になりました。

 

その母の知り合いの相談所社員は年配の女性の方で、営業なのか高いテンションで話しかけられ、私も一生懸命についていこうとして最初から息切れ気味でした。
タブレットで「登録人数は〇〇人で、こういう風に色々検索できて、ちょっとだけこういう人がいるって見せるから、内緒ね」とこっそり見せていただいたり。
しかし、その条件に合う市内の方を検索したら、数人顔を見たことのある男性が…!
顔写真を公開して婚活をするというのは、こういうデメリット?『あの人婚活してるんだ』とバレてしまう事があるのですね。同じ土台にいる同士、同じ穴の狢ですが、なんだか嫌だなぁと。
そう言うと営業さんは、顔写真を非公開もできるが男性からのアプローチはだいぶ減りますよ、との事。

 

この会社のシステムは、

 

・サイトに写真・プロフィールを登録(写真は全体に非公開でもいい)
↓
・サイトを検索して、いい人がいたら相談所にその方の登録番号を連絡
↓
・相談所が相手方に「こんな人からアプローチが来てますよ」と私の登録を紹介してもらう(この時に相手にだけ写真が公開される)
↓
・OKだったら相談所が間に入って日程、場所を決めてお見合いをする
↓
・気が合ったらお付き合い開始
↓
・数回あって気が合わないようなら相談所にお付き合い中止の連絡、このままお付き合いしたいという事なら成婚退会

 

という流れです。


男女どちらも同じ流れで、するとなると、顔写真がないという事はこの一番大切な出だしの「自分を見つけてもらう」という『出会い』の部分が少なくなるという話でした。
出会いを削るか、リスクを減らすかという話です。
別に「同じサイトに登録してる者同士、顔見知りだろうと関係ない」と思えるんだったらいいのですが、なぜか私のなけなしのプライドが「同じ穴の狢だろうと顔見知りにはバレたくない…!」と囁くのです。

 

 

色々話を聞いていて、特に目新しい何かがある相談所でもなく、登録数が多いというもののそれは全国規模の話で、私の条件の一つである『同じ市内に住んでいる・働いている』という方は数十人程度、これから増えますよ~、とも言われましたが、次第に「市内じゃなくて範囲を広げましょうよ、結婚して市内に来てもらえばいいんです!ここら辺までだったら市内から通えますよ!」という話に。
成婚確率はどの程度か、女性はだいたいどのくらいで成婚退会しているのか等質問しても何故かはっきりとした答えが返ってこない…。
そして会費もなかなかお高い。
会費は親が払う!だからどうか登録して婚活してくれ!と言うので気にしないでいいのかもしれないのですが、それでも高額な買い物です。

 

「一回家で考えさせてほしい」


と言うと「何が不安なの?」と聞かれ『そりゃさぁ…魅力を感じないからだけどさぁ…でもやっぱり本当は…』と、ついつい「結婚しなきゃダメかなぁって…」と本音を言ってしまったのです。

今まで数回、他の相談所の方に「結婚しなくちゃダメなんですかね」とか「結婚できる気がしない」とかこぼしてしまった事があるのです。


しかしこれはつまり、結婚させる事を仕事としている人を目の前に、結婚を否定する事を言っているのです。
あちらからしたら『んじゃなんでお前、ここにいるんだ?!』ってカッチーンと来てしまってもおかしくない返答なんですよね。
まぁ毎回相談所には母に無理矢理引きずられて行っていたのですが、34歳にしてそんな言い訳恥ずかしくてできません。
前も随分これで嫌味や叱責、説教を食らったんですが、今回もついつい口に出てしまい、その途端営業さんの雰囲気が変わったのを感じました。

 

「それじゃ、想像してみて、65歳になった自分が夜まで働いて、一人で真っ暗な家に帰って来る所…どう思う?」「40歳の独身女性見てどう思う?『何か欠陥があるんだろうな』って思わない?」「50歳の男性が独身って聞いたら『キモッ!』って思わない?」

 

と、怒涛の攻めが始まりました。
というか、後半はそういう会員さんもいるだろうし、私もそうなるだろうに、そういう事を言っていいのかと…。
「今はお母様がいるから家に帰ってきても電気がついていて、ご飯もお風呂も洗濯も全部やって貰えてるでしょ?」
母の方が帰宅は遅いし、家事は私がやっているし…というか母と折り合いそんなに良くないから家にいてくれない方がいいし…。
「一人だと年金貰えるまで働くのよ。結婚したら旦那さんに働いてもらえるけれど」
何その古い考え方…。というかここら辺の人と結婚したら二人で働かないと生きていけないのでは…。そんなような事をさっきあなたも言っていたような…。

 

と、色々思う事はありましたが、一緒に聞いていた母も私を詰り始めてしまったので、もういいです…私が悪かったのです…お金を払うお母さまがそうおっしゃるならもういいです…と契約書にサインをしました。

 

なるべくならもうこの営業さんに会いたくないなぁ、と思っていると、最後に営業さんが「コーチングをしてみません?」と声をかけてくれました。
コーチングとはなんぞや?と思っている内に「今何をしたいか考えてみて」と問いかけられました。
「え…うぅ~ん…ダイエットですかね(本当は太腿の脂肪吸引がしてみたい…)」と言うと不満そうに首を傾げられ、ああ、結婚したいって言うべきだったのか…と気づきました。
コーチングとは心理テストのようなもの?よくわからんのですが、今の自分の状況がすごくよくわかるモノ、となんかもうその言葉の意味すらわからん事を説明されました。
なんのかんのでカードを渡され、数回シャッフルし、営業さんが並べた中で1枚づつ計3枚選んで、何を感じるか、というものでした。

 

一枚目は全体的に水色で、空?水?なイメージで、くるくるとした渦が中心に向かっており、そこから泡が溢れているのか、下から泡が登っているのか、泡の柱が立っており、そしてその周りに3人の赤ちゃんの天使が舞っているイラストでした。
「どう思う?」と聞かれて『水子を迎えに来た天使…』と思ったのですが、これは言ってはいけないと思い「3人の赤ちゃんを産めとい事ですかね」と無難に答えました。

 

二枚目は全体的に暖色系で、カードの縁にはお花が書き込まれ、真ん中にポッと灯った蝋燭が描いてありました。
それは『幸せな老後…』と想像したので、そのまま伝えました。

 

三枚目は野原に道があり、そこに馬に乗った人が描かれ、虹色の太陽に向かって指をさしていました。
『一人でも頑張って生きて行こう!』というメッセージを読み取ったのですが、そのイラストは営業さんや親的には「素敵な男性が迎えに来る」と読み取ったようです。
この歳で馬に乗った王子様が迎えに来るとか言ってる方が逆に婚期を逃しそう…と思いつつ、人によって全然感性が違うんだなぁと驚きました。

 

結局私はその3枚から『一人でも頑張って生きて、幸せな老後を迎えて、来世で頑張ろう』というメッセージを受けたのですが、これはアレなので「…素敵な男性が迎えに来て…三人子供を産んで…幸せな老後を迎えよう…ですかね」と無難にまとめました。

「これって何回引いても同じような結果になるのよ、その人の心理を代弁するの」的な事を言われ、ああ…確かにと納得した次第でした。
私は今のところ本当に婚活というか、結婚できない人間なんだな、と再確認してしまいました。

 

 

相談所へ登録は1~2週間かかり、その後隣県の事務所まで一度足を伸ばしてからサイトへのプロフィール掲示と婚活が始まるという事です。
これからどうなるのか、不安でいっぱです。