限界効用逓減の法則。 | “五感”を通して

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とある中年男の日記

限界効用逓減の法則(げんかいこうようていげんのほうそく)
law of diminishing marginal utility(ロー・オブ・デミニィシング・マージナル・ユーティリティ)
ゴッセンの第一法則(ごっせんのだいいちほうそく)
Gossen's First Law(ゴッセンズ・ファースト・ロー)

限界効用逓減の法則

限界効用逓減の法則とは、「ある財の消費を増やしていくと、限界効用はしだいに小さくなっていく」という法則のことです。

 

限界効用

 

限界効用とは、ある財の消費量を1単位増加させたときの効用(満足度)の増加分のことです。簡単に言うと、追加1単位の消費で得られる効用のことです。

 

たとえば、コーヒを飲む時、1杯目の効用を100満足とすると、2杯目は70満足、3杯目は10満足…というように、限界効用は減っていきます。コーヒーを3杯飲んだ時の全効用は、300満足ではなく、180満足です。
コーヒ1杯の価格が300円であるとき、3杯飲むと、会計は900円になります。予算が900円であるとき、限界効用が低下している2杯目や3杯目のコーヒーに替えて、他の財を選択する方が全効用は大きくなると考えられます。
つまり、限界効用逓減の法則の性質は、限界効用の高い順に各財を選択することで、全効用を増大させられることを示しているのです。

 

限界効用逓減の法則

 

発案者はゴッセン

 

この法則の発案者は、プロイセン王国(現ドイツ)の経済学者ヘルマン・ハインリヒ・ゴッセンであることが判明しました。彼の著書『人間交易論』1854年に記述されているのが見つかったからです。
彼の名にちなんで、限界効用逓減の法則を、ゴッセンの第一法則と呼びます。





限界効用逓減の法則、皆さんは耳にされたことありますか?



私は大学の一般教育科目(ミクロ経済学:消費者理論)で学習したのを今でもハッキリと覚えています。


難しそうな名前の法則ではありますが、簡単に言うと、どんなものでも満足度は1回目から段々と減っていくというもの。



ただし、例外があって、アルコールに関しては段々と満足度が上がっていくのだとか。


先生が冗談混じりに話されていましたが、たしかにその通りですよね。(笑)



最近ハマりだした「湯葉入りおぼろ豆腐」も、たしかに食べているうちに段々と...。


どんなに美味しいと思ったものであっても、たまに食べるくらいがちょうど良いのかも知れませんね。😅