保険から 4
ギリギリのお金で毎日暮らすのは
キツイ・・・。
それは私だって解ってる。
でも、私が唯一彼の為に出来ることは
大金を持たせない事だけなのだ。
夫「パチに行ってしまいがちなのは認めるよ。
何か自分でもわかんないんだよ。
ホントに。
でもお前が言うようなGAやら病院やら
そういうのは嫌なんだよ・・・
でもだからっていつも1000円の残額気にして
毎日暮らすのもしんどいんだよ。
会社の人と飲みにも行けない。
本当は俺だって飲みになんて行きたくない。
でもたまには付き合わなきゃ・・・って
それはわかるだろ?
その金はどこから出てるか知ってんの?」
私「さぁ、あんた会社から出てるって言ってたじゃん。」
夫「毎回毎回そうな訳じゃないんだよ。
その分バイト代から出したりもしてた。」
私「でもね、無いなら行けないんだよ。
普通に考えたら。
もし本当にそうだったとしても
それじゃあ飲み代私に請求すれば良かったじゃん?」
夫「それが嫌だから黙ってた・・・」
埒があきません。
どこか正しい様な間違ってる様な。
私「私はもうそんなに締め付けようと
最近はしてこなかったっしょ?
でも何をしても疑われると思ってしまうのは
それをしてきた
過去の自分の行いのせいなんだよ?
GAも病院も行かなくてもいいよ。
行きたくない人が行っても意味ないし。
勧めないよ。
自分がやってきた事が
今自分に返ってきてるだけ。
苦しいのもわかるけど、
私にはどうもしてあげられないんだよ。」
言っても無駄な事だけど
一応言ってみた。
彼の耳に入っても、頭には入っていかないのは
いつものことなんだけどね(汗)
その後も緑犬は
バイト代が入ると(要するに大金を手にすると)
ついパチ屋にふらっと行ってしまう事や
それを阻止する為に返済日を変えた事、
(この間大騒ぎになりかけた
消費者金融からの手紙がそうでしたね。)
やっぱり1日1000円では怖い事を
ポツポツと話し続けていました。
でもね、もう私に出来ることは
彼にに大金を渡さない事だけなんだよ。
何なら1日1000円を2000円に
するくらいの譲歩が出来るか出来ないか。
それだけなんだよね・・・。
もう2人ともクタクタだったところに
2時間近く話していたので、
緑犬が半ば投げやりに
「やっぱ、もういいや。いいよ。
俺も自信ないし。
お金の事はもういい。」
と、そこで話は終わってしまいました。
緑犬より少し遅れてベッドに行くと
物凄いジレンマを感じていたのか、
「ゴメン、ホントにゴメン。
何で俺こんなんなのかなぁ・・・
ゴメン・・・」
とベッドで悶えていました。
(いや、ヘンな意味じゃないよw)
私は知らない振りをしていましたが、
どうも泣いていたみたいです。
可哀想だけど、
もう私に出来ることは何もないし、
彼が何に対してジレンマを感じていたのかも
理解出来ないし、する必要もないと思います。
次で終了します。