保険から 2 | ココロの向かう場所

保険から 2

続きです。


「まさか保険、解約なんてしてないよね?」

「解約はしてない。しないよ。

  それにこのお金も自分で返すって前に

  俺そう言ったよね?」


この保険の掛け金は

彼の母親が未だに毎月掛け金を掛けて

下さってる物だし、まだ借りる事が出来るなら

借金出来る範囲の余裕が出来るから

恐らく解約しないんだろうな。 


「で、やっぱパチは止められないんだね?」

「う~~~~ん・・・・そう・・・なるよね。

  一時期は本当に止めれてたんだけど、

  1回行ってしまうとダメなんだよなぁ・・・・・

  いつもそれを繰り返してしまうんだよ。」


ギャンブル依存症の典型です。

何かのはずみで行ってしまうと、

タガが外れてしまうようです。


「まぁいいや、それはいいよ。

  とにかく保険証券だけは返して。

  どこにあるの?」

「会社・・・の車の中」

「Σ(゚Д゚)!!!

  つか、普通に考えて保険証券を

  そんな危ない所に置いておくなよ(苦笑)」

「とにかく持って帰るよ。」


「で?そのまだ融資枠のある証券、

  どーする?私が管理した方がいい?」

「(ちょっと考えて)いや、どうせ俺が

  バイトから返済していくから・・・。」

「そう。んじゃまぁ保管場所は

  今まで通りにしようか。」

 

それから話は意外な方向に行きます。


「今ついでだから聞くけどさ~

  お前に借りてる分の返済って

  今どうなってんの?」

「もうあと30万ほどだから

  あと半年以内でケリつくよ。」

「え?そんだけ?」

「いや、そんだけって言うけど

  あんたが次から次から借金作ってきて

  今までこっちのために貯めてたお金を

  どれだけ利息がバカらしいかと思って

  金利の高い消費者金融の返済に充ててたと

  思ってんのさ?そりゃなかなか貯まる訳ないよ。」

「そっか・・・そうなんだ・・・」


話しててやっぱり借金の肩代わりは

どれだけバカな事だったか

再確認しましたil||li _| ̄|○ il||li

本人の認識なんて

所詮、こんなものみたいです(汗)


この先、緑犬はとんでもない事を言い出しました。


「じゃあ、その返済が終わったら

  その返済に充ててた分は

  俺の小遣いになるよな?」


(゚Д゚ )ハァ?


何を言ってやがるんですかね?

この人?


もうこの状態で喧嘩にならなかった

自分を自分で褒めてやりたいですよ(笑)


まだまだ続きますが、

緑犬から帰宅コールがきたので

続きはまた・・・・


そして保険証券が戻ってきて

一体どうなってるのか、

知るのが今から怖いわ・・・・。