今日、僕は… | doのブログ

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doの脱!ヘタレ宣言!!

筋肉痛である…





そりゃそうだ!!笑
昨日いきなり10km走ったんだもんなぁ~!!

5時30半に目覚めたのだが、決して爽やかな目覚めなどではなかった…
体のあちこちが痛い!!痛いなんてモンじゃない!!本当に体が悲鳴をあげているようだった…
首は棒のように伸びきったままで回転しようとしない。腹筋は上半身を持ち上げることすら嫌い、ハムストリングスはベッドを下りることすら拒否していた。
右足中指の爪に、めくれるような感覚があった。
更に気候が追い打ちをかける。いくら春暖の候といえど、朝5時30半の気温はやる気を奪うのに十分すぎる程冷え込んでいた。

「こんな状態で走れるわけがない。走りたくない。」正直に心の奥底からそう思った。
昨日の余裕さんはどこかへ走り去っていったのだろうか。

それでも、自分を奮い立たせ、重い腰を上げた。

「できない理由を探すのではなく、どうすればできるのかを考えよう」

ベッドから降り、まずストレッチからはじめた。
筋肉がほぐれる感覚が確かにあった。
縮んだ筋肉がいくらか伸びると、悲鳴は幾分か落ち着きを取り戻したようだった。
「よし、なんとかいけそうだ!!」
外の冷気を肌で感じながら、多摩川へとジョギングしはじめた。


土手に出ると、冷気を帯びた風は一層鋭く肌を突き刺した。
もうすでにランニングやウォーキングで汗を流している人がちらほらと目についた。
「みんな頑張っているんだ、自分だけじゃない」そう思うと妙に心が落ち着いた。
そうして、走ることに意識を集中させ、昭和シェル石油の看板前をスタートした。

弱い心をふるいにかける第一の波は2km地点を過ぎたころにやってきた。
やっぱり、昨日とはうって変わって体が重い。
右足中指の爪の痛みが、より一層激しさを増していた。

「やめたら楽になれるよ」

もう一人の自分が、しきりに声をかけてきた!!

「もうやめちゃいなよ」

それでも、走るのをやめなかった。やめたくなかった。
やめたときの一時の開放感より、やめたことに対する後悔の念の方が遥かに重く、そして長期的に心を蝕むことを知っていたからだ。

「もうあきらめてばかりの人生は嫌だ!途中で投げ出す自分なんか嫌いだ!!俺は変わりたいんだ!!!俺は変わるんだ!!!!俺は変われるんだ~っ!!!!!」

気付くと、声の主はどこか遠くへ行ったようだった。
しかし、それでもその声は無意識の中に身を潜め、定期的に顔を覗かせた。蛇のように不気味な表情を浮かべながら。

でも、回数を重ねるにつれ段々とその声に対する接し方がわかってきた。
ポジティブな考えこそが彼の誘惑に打ち勝つ唯一の方法だとわかった。
彼がやってくると、しきりにこう唱え続けた。

「俺ならできる!俺ならできる!俺ならできる!俺ならできる!…俺にできないわけがなぁ~いっ!!!笑」

そして同時に、目標を達成できた時の自分のことを考えた。

「達成した時の俺、超凄ぇ~っ!超カッコイィ~ッ!!これを乗り越えたらどんな壁だって乗り越えられる!!!」

気付いたら、5kmの折り返し地点を過ぎていた。
来た時の道とは、景色が全く異なって見えた。
こうして走っているわずかな時間の中でも、自分自身は確かに-他人ではわからないほんのわずかではあるけども-成長できているんだと実感すると、心が躍るようだった。


7kmを過ぎたあたりでふと、友人のことを思った。
吉本興業のお笑い養成所NSCに入り、この春無事吉本に所属が決まった友人である。
彼は、顔を合わせる度に自分の進捗状況を報告してくれていた。
その報告のほとんどが、「駄目だ…。このままじゃ絶対オーディション受かりっこない…。前に全然進めていない…。今日の自分クラスで最低だった…」といったネガティブなものだった。
それでも無事、オーディションを勝ち抜き、プロの芸人となった。
それにはやはり、彼の並々ならない努力があったのだろう。
本気でプロになりたいと思い、必死に努力を重ね続けてきたのだろう。
通り過ぎる人たちの視線を横目に、一人公園で練習をし続けてきたのだろう。
睡眠時間を大幅に削ってでもネタを書き続けたのだろう。
そうしたプロセスを経て、彼はしっかりと歩みを止めることなく成長を続けてきたのだろう。
自分はどうだろうか。まだまだだ…恥ずかしくて彼に会わせる顔がない。
ただ…それでもしっかりと自分の中に成長はある。
確かに、回り道はしたかもしれない。人より気付くのが遅かったかもしれない。

でも、そこは行き止まりじゃない!!
これからだ!!!

自分の走るペースがさっきよりも早くなっていることに気が付いた。
肌を刺す冷気を帯びた風は、いつしか心地よいそよ風に変わっていた。
周りの景色が走馬灯のようにめまぐるしく変わった!
前を走るランナー数人を脇目も振らずにブチ抜いた!!
気付けばそこはゴールだった!!!
走る前は、決してたどり着けないと思っていたゴール地点だった!!!!

いや、正確にはスタート地点に戻ってきたのだ。
しかし、そこは明らかに走る前の景色とは違っていた。
きっとこれが新しいスタート地点なのだろう。
10kmを再び完走したという確かな成功体験を手土産に、二日目のランニングを終えた。

明日も頑張ろう。