思い出した | Mダックス“エクレアの甘い生活” 約束の島から愛を込めて

Mダックス“エクレアの甘い生活” 約束の島から愛を込めて

エクレア(ミニチュアダックス)は、僕のアイドル
“おとうさん”と“わんこ”の日常をエクレア目線で書いています。

オリンピックを観ていて
思い出した

高校生の時 
アメリカにホームステイした

入国審査待ちの列
結構長かったので疲れた
多分見た目にも
疲れた坊主頭のアジア人
に見えただろう

列の横を 制服の大男が
歩いて来て
チラチラ 手に持っている
パスポートを確認している
ようだった

僕に近づいて来た時
「アーユージャパニーズ?」
って 言われた気がした

引率の先生が
「イエス」
と答えたと思った
(僕は日本語もたどたどしい
ましてや 英語なんて
中学レベルも怪しい)

大男は 首をグィッと振り
ついてこいの仕草
僕ら一行は 混雑している
横を連れられて行ったんです

パスポートをサッと
取り上げられて
「バケーション?
ワーキング?」
と聞かれたと思う
返事もそこそこに
笑いながら スタンプを
押されて“行け”と
いう合図

僕の順番
僕だけ質問が違った
焦った
「カラテ?ジュードー?
サムライ?」
(そこはケンドウたろ!
とツッコミたくなったが)
「柔道!」
と答えたら

「ストロング ジュードー ボーイ」
となぜか 合掌されて
お辞儀までされた

通過した後 先生が
「日本人って分かっただけで
扱いが違うなぁ
日本人=安全な人なんだな」
って言ってた

日本人で良かった