約束の島 | Mダックス“エクレアの甘い生活” 約束の島から愛を込めて

Mダックス“エクレアの甘い生活” 約束の島から愛を込めて

エクレア(ミニチュアダックス)は、僕のアイドル
“おとうさん”と“わんこ”の日常をエクレア目線で書いています。

その島は あなたの住んでいる所から

ずっとずっと 南

水平線の まだまだ向こうに あるんです


あんまり 大きくないけれど


全部が見渡せるほど

小さくもありません


そうですね 島を一周するのに

“ひとり”では 寂しくなってしまい

“さんにん”では にぎやかで 

すぐに終わってしまう


そう “ふたり”なら 心穏やかに

歩けるぐらいの 大きさの島


その島には

真ん中に 一本の木が生えていて

島のどこからでも その木が見える

その名は“約束の木”


ある日 気が付くと

私は その木の根元に立っていた


いつ島に来たのかは 解らない

ひとりぼっち だけど静かで良い所

お腹も空かないし 喉も乾かない


のんびり暮らしていると

ある日 突然 気付く

心が乾いている事に 心が空っぽな事に


そして 思い出す

この島は 約束の島だった事を


その約束は こうだった

「どちらかが 先でも 約束の島の 

 約束の木の下で 待っている 必ず また会おう」 

そう 誓い合った事を


“約束の相手は 誰だったのだろう?”

それが思い出せない


ある日 島を一周して 木の下に戻って来ると

そこには 見覚えのある ひとがいる


そのひとは 私に向かって

力いっぱい 手を振っている

私の名前を 呼びながら

とっても嬉しそうだ


私は 忘れかけていた

自分の名前を 思い出す


乾いていた心が 潤い

空っぽな心が 満たされていく


あのひとは 私のパートナー

必ず また一緒に暮らす事を 約束した

この世で 一番大切な人間


今やっと 思い出した

犬の私の 寿命は 

人間のあなたよりも短かった


私と お別れする時

あなたは 約束してくれました


「必ず行くから そこでマテ」

あなたからの 最後の言葉でしたね


だから 私はここに居るのですね

あなたからの “マテ”の指示が あったから

あなたからの 命令は 絶対でしたよね


今 あなたの声を聞きました

“ヨシ”の声を


あなたは 約束を果たしてくれた


私は あなたに 教えたい事があるんです

“この島は ふたりで散歩するには

 最適な大きさなんですよ”