誰かに何かを借りるため
声を掛けなきゃいけません。
誰かに何かを借りるため
向き合わなくてはなりません。

けれども今の私と言えば
今が見せず前も見られず
足元さえも固まらなくて
暗すぎるのか目が壊れたのか
自分の体も見えません。
指の一つも見えません。

眠っているのか起きているのか
そんなことすら分からずに
そこにいるのが誰なのか
誰かいるかも分からぬままで
話せるまでにはなれません。

誰かいますか?いませんか?
そこにいるのは誰ですか?
お願いしても宜しいですか?
誰かに何かを借りたいのです。

それが何だか、全く知らないわけですが。