香港は、自由貿易と金融取引で発展した近代都市であるとともに、風水を重んじる街なので、超高層ビルが方位や気の流れに注意して建設されている。

香港の黄大仙祠は、1921年に神のお告げによって、パワースポットである今の場所に移築されたという。

黄大仙祠は、道教と仏教、儒教の3つが習合したお寺で、地元の人たちから、必ず願い事が叶うお寺として愛されている。


MTR黄大仙駅のすぐ近くにお寺がある。


入り口には、干支の神さま。


香港の干支には、豚もいる。


地元の人たちは、こちらで長いお線香に火をつけていた。


黄大仙の本名は「黄初平」。黄初平は西暦328年に浙江省金華県出身の貧しい家庭に生まれ、生活費を稼ぐために、8歳のときから放牧の仕事を始めた。15歳のときに故郷の金華赤松丘で仙人と出会い、家族を離れて山奥にこもり、何十年もの修練を積んで仙人となる。40年後のある日、彼の兄が山に登って彼を尋ねると、黄大仙が指で石を羊に変えたのを見て、兄も修練しようと決め、彼が赤松丘に住んだことから、人々から赤松黄大仙と呼ばれている。

黄大仙の前には、「嗇色」とあり、嗇とは、節約、浪費しない、物を大切にする意味だという。

ブログ管理人は、お願いというよりは、私たち観光客も含めて、いつも慈愛をもって見守ってくださっていることに感謝の意を表した。


財神殿。道教における四大護法神の1人で、財の神様である趙公明が祀られている。金運や財運がアップするというので、香港の日経銀行での投資を見守っていただく。

その隣の薬王殿には、道教における薬神である孫真人が祀られている。孫真人は孫思邈ともいい、唐時代の有名な医者、道士で病や健康の神様。

その隣の福徳殿には、土地公公と土地婆婆が祀られている。生活の守護神であり、日常生活が不自由なく送れるように見守ってくれている。



早朝なので、シャッターが閉まっているが、ここには、占いの館が100店舗ほど入っている。

お参りの仕方や占いのやり方は香港ナビ☟が詳しい。




黄大仙祠