ブログ管理人は関西に戻ってから、アジア出張には、4時間圏内の短距離LCC(ローコストキャリア;Low Cost Carrier)のPeach Aviationをメインに利用している。

フライト検索をすると、希望する時間帯にPeachが最安値でヒットするので、自然にフライトチケットを購入することになる。


Peach・Aviation(株)とは、関西国際空港を拠点とする日本の格安航空会社(LCC)で、ANAホールディング(株)の連結子会社。2019年10月には、同じ傘下のバニラエアと経営統合される予定。これでPeachが中距離LCCも飛ばすことになるだろう。

Peach

開港して赤字続きで年100億の補助金を受けていた関西国際空港が、オリックスと仏の空港運営会社バンシ・エアポートが中心に出資する関西エアポートに経営が変わり、LCCと貨物の拠点としたことで、経常利益が成田国際空港を超えて、「ダメ空港」の汚名を返上。これには、Peachが多大に貢献している。


Peachの関空国際空港と香港国際空港の出発時刻は、以下の通り(2019年3月現在)。

Peach

関空国際空港発
・MM063  08:20発  ⇨  11:50着

・MM065  14:00発  ⇨  17:50着

・MM067  21:10発  ⇨  翌0:41着

ブログ管理人がよく使うのは、21:10発のMM067。仕事上がりに関西国際空港へ移動して、19:10頃にチェックイン。香港国際空港に到着後は、空港の制限エリア内で仮眠を取り、始発で市内へ移動し、早朝の朝飲茶を食べて行動開始。

8:20発のMM63を利用するときも、6:20頃にチェックインするには、自宅からタクシー移動しかないので、前夜に空港入りして、シャワーや仮眠を取る。


香港国際空港発
・MM064  12:35発  ⇨  17:00着

・MM060  18:20発  ⇨  22:45着

・MM068  01:25発  ⇨  05:50着

帰りは、翌朝から日本で仕事があるときは、18:20発のMM060を利用。最終のリムジンバスで市内に戻り、仕事場近くのゲストハウスに泊まって出勤(自宅にタクシーで帰るよりも経済的)。

日本で昼以降から仕事のときは、01:25発のMM068を利用。これだと、夜まで香港で過ごせて、帰国後も、いったん自宅に戻ってシャワーや仮眠も取れるので助かる。中国大陸の都市から帰って来るときも、この便だと乗換えに間に合う。フライトの遅れがなければ、関西国際空港に到着後、直ぐに市内行きの特急列車に乗れば、朝からの仕事にも間に合う時間帯に到着するが、それは試したことはない。


関西国際空港でPeach利用時の注意点

第2ターミナルへ行くこと

Peachは、第2ターミナルを利用しているので、関西国際空港へのアクセス時間を検索するときには、プラス15分以上多めにみておくこと。

第2ターミナルへは、エアロプラザ1階から、無料バスが出ている。

KIX

7:00〜22:00までは、5分間隔だが、それ以外の時間帯は、時刻表をチェックすること。第2ターミナルへは、発車して約7分かかる。

南海バス


② 国際線の登場手続き(チェックイン)は、120分〜50分前まで。

30分前までに搭乗口へ行くこと。Peachのオンラインチェックインはない。


③ シンプルピーチ運賃の手荷物は、7.0kgまで。

チェックインカウンター前に備え付けられている計りで重さが確認できる。

Peach

バリューピーチ運賃は、受託手荷物1個まで、プライムピーチ運賃は、受託手荷物2個まで無料。

Peach

帰りのお土産が多くなる人は、フライトチケットの購入時や事前に申し込んだ方が安くなる。

帰りの空港でチェックインカウンターがオープンするまでに、一緒に待つ見知らぬ日本人女子との会話で盛り上がるのが、チェックイン時の荷物の重量を合法的にいかに減らすかという話題。

ブログ管理人は、ほとんどお土産を買わないけれども、重さのあるカメラを持参しなければならないので、布製のカバンを利用して、携帯など重さのあるものは、上着のポケットに入れてチェックインしている。


④ 関西国際空港の第2ターミナルはプレハブ的で簡素な建物

第2ターミナルは、ビックリするほど簡素な建物。そのおかげで、空港使用料が安い。

関西国際空港 国際線(出国時にのみかかる)
第1ターミナル 大人3,040円 小人(2歳以上12歳未満)1,680円 2歳未満無料
第2ターミナル 大人1,540円 小人以下無料
※旅客保安サービス料込みの料金


2019年3月現在、第2ターミナルを使用しているのは、Peach Aviation、春秋航空、チェジュ航空の3社のみ。それ以外のLCCは、第1ターミナルを使用。

手荷物検査の後、出国手続き、メイン登場口までがコンパクトなので、仏のシャルル・ド・ゴール国際空港みたいに、空港内で迷子にならなくて助かる。

ハリボテみたいに簡素ではあるけれども、2018年の台風21号による関空国際空港の冠水時には、Peachが利用する第2ターミナルとB滑走路は、冠水が免れて、早期に再開していた。


⑤ 座席指定や機内サービスは有料

香港へは4時間のフライトだが、離陸したら、入国カードを書いて、To Do リストを確認して、広東語の質問メモを作って、ちょい寝しているうちに着陸してしまう。

美味しい香港へ行くのに、有料の機内食は食べたくない。小腹が空くときは、たいてい空港で551蓬莱の肉まんか、搭乗口の給湯器で持参のカップ麺を食べたり、水筒に作った紅茶やコーヒーで小腹をしのぐ。

搭乗口の横にも、nana’s green teaと大阪ゴチ食堂が美味しそうな軽食を販売している。

Peachの機内食メニューには、他の航空会社ではやっていないような、千房のネギ焼きやたこ昌のたこ焼き、博多明太子たこ焼き、たむらのお肉の入ったカレーパン、厚焼き玉子サンドなど、大阪B級グルメがそろう☟。

もし、551蓬莱の豚まんや焼売がメニューに加わったら、ブログ管理人も機内で注文するだろう。


⑥ 乗り継ぎは、自己責任

同一日に2区間以上の旅程(乗り継ぎや同日往復)をする場合、国際線では、120分以上を乗換えの目安として、時差も確認しておこう。

荷物を預けた場合は、乗り継ぎ地でいったんピックアップが必要。出発が遅れて、うまく乗り継ぎができなかった場合も補償はされない。

ブログ管理人が、Peachで香港国際空港へ行き、広州行きのキャセイパシフィックに乗り換えたときも、いったん香港に出国して、第2ターミナルから第1ターミナルへ移動して、キャセイパシフィックでチェックインをした。もし、キャセイ・パシフィックで香港へ行っていたら、制限エリアから出ることなく、乗換えが可能だった。


⑦ 台風などの場合、他社便への振り替えができない。

気象条件やPeachの都合などによる大幅な遅延や欠航の場合、Peach便への振り替えは可能だが、他社便の振り替えはできない。


⑧ その他はPeachのルール☟を確認


お友だちと現地の空港で落ち合って、観光をアテンドするときには、お友だちが英語が話せなかったり、LCCに不慣れで適応ができそうにない場合は、5スターエアラインのANA(全日空)かJAL(日本航空)、キャセイパシフィック航空などを勧めている。

海外渡航が人生で数回の人や富裕層にとっては、空港使用料や出国税、フライト運賃は、気にならないかもしれないが、年に何回も利用しなくてはならないブログ管理人にとっては、いかに経費を節約することが重要。

ブログ管理人は、ヨーロッパと米国のグダグダなLCCに慣れ過ぎているせいか、PeachはLCCなのによく頑張っていると思う。

Peachは、セールのときにチケットを買っておけば、経費節約の効果が高くなる。

ブログ管理人の経費の支出を大きく締め、お世話になっているPeach・Aviation(株)の株は、今のところ非上場なので、親会社のANAホールディング(株)しか買えないのが残念。