2011年にフォスター・ギャンブルが制作したスライヴ(THRIVE)』という米国ドキュメンタリー映画がある。

陰謀論といわれるワクチン接種の問題やケムトレイルフリーエネルギー開発の妨害国際金融マフィアが操る貨幣制度ミステリーサークル地球外知的生命体など、全編観ると、お腹がいっぱいになる内容だ。

この中でも、国際金融マフィアが操る貨幣制度のコーナーが興味深く、銀行で行われている錬金術が分かる



スライヴ

52:20〜57:28の部分を参照。

私は避けることのできない、この上もなくショックな結論に達してしまいました。エリート集団と彼らの経営する企業が実際に支配しているのは、エネルギーや食糧供給、教育、医療だけでなく生活の全ての側面なのです。この支配は金融支配によって行われます。価値を生み出すのではなく資金源を実際に支配するのです。

お金を追っていくと、ピラミッドのようになっていることが解りました。

一番下は生活を日々営む一般の人々です。

その上は政府です。力の独占を許され、それを使って有無を言わせず課税し支配します。

政府を支配するのは誰でしょうか?次の階層は企業です。世界を現在支配しているのは国家ではなく企業だとよく言われ、これを企業統治体と呼んでいます。世界の資源を獲得し市場を支配するために企業統治体は低金利の資金の利用を必要としています。

大企業は大銀行から特別の金利で融資を受けることが出来ます。つまり大手銀行を支配するお金持ちのエリートが最終的に企業を支配しているのです。


お金の流れを追っていくと、お金に関する今までの考えがほとんど間違っていることが解りました。


<デヴィット・アイク;David Icke>


ごく日常のことには疑問を投げかけないのは面白い事です。例えば銀行に行って5万ドルとか5万ポンドのローンを申し込むと実際には何が行われるのでしょうか殆どの人はボンヤリとしたイメージを持って日々を過ごしています。


実際には5万ポンドのローンを申し込むと、銀行は5万ポンドと口座に書き込むだけなのです。コインやお札を造ったり貴金属を移動させたりするのではなくて、コンピューター画面で口座に5万ポンドと入力するだけなのです。


その瞬間から、過去にも現在にも将来にも、まったく存在しないお金に利子を払い始めることになります。


銀行は金庫室に保有しているお金の約9倍を貸し出しています。これが可能なのは部分準備制度があるからです。この制度では連邦準備銀行や国の中央銀行が、銀行が保有する準備金の割合を決めることが法的に許可されています。米国では現在約10%です。


1万ドルを銀行に預けると銀行はその10%、1,000ドルをとっておいて残りのお金を貸し出します。たとえば別の人がその銀行を訪れ9,000ドルの車のローンを申し込むと、銀行はあなたの預金から9,000ドルを貸し出します。もう無くなってしましました。


借り手は車の売り手にお金を払い、売り手は同じ中央銀行制度内の別の銀行にそれを預けます。この9,000ドルは新たな預金として扱われ、この過程が繰り返されます。預け入れと貸し出しを繰り返して最初1万ドルの預金が10万ドルになりました。銀行はあなたのお金を貸し出して9万ドルを作り出したことになります。


これは金(きん)で取引が行われていた17世紀の金細工師から始まったようです。金は携帯するには重いので実物は金庫室に保管しておき、その受領書を取引していました。この受領書が最初の紙幣でした。


一定の期間に金を引き出す人の数が限られているため、金庫室の保有者、現在の銀行は実際に持っているお金より多い受領書を発行するようになりました。


この受領書を貸し出して実際には持っていないお金、つまりは金に対して利子をかけたのです。これが部分準備制度の始まりです。この制度では人々がせっせと働いてお金を稼がなければならないのに、銀行家は「無」からお金を作り出すことが出来ます。


これは金融エリートが庶民より賢いからではなく、大多数の人を犠牲にし、自分に利益が入るように制度を不正に操作しているからです。



銀行からローンでお金を借りたり、クレジットカードを使ったり、預金をしたりする自分のお金をこの銀行で行われている錬金術に照らし合わせてみると、金融機関からの不要な借金はしないに越したことがないと思う。


2019年2月12日
2019年8月15日 更新

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【参考・引用】
フォスター・ギャンブル「スライヴ THRIVE 日本公式版」DVD、2011