灯油を使う石油ストーブは、冬の災害による停電の際に、頼りになる暖房の手段。

電気が必要な石油ファンヒーターは、停電時には使えない。

緊急時に、一時的に使うならば、昔ながらの石油ストーブをひとつ常備しておくと良い。

ただし、断熱や気密性の高い住宅で、長時間使う場合は、換気の注意が必要!

石油ストーブは、開放型ストーブのひとつで、燃料自体を燃やして発生する熱で部屋を暖める方式。石油ストーブは、燃料の灯油を気化させたガスを燃焼させて部屋の中を暖め、燃焼には、室内の酸素を使う。酸素を使い続けると、部屋の中の酸素が減り、身体に有毒な一酸化炭素を発生させる。

最悪の場合には、一酸化炭素中毒を引き起こしてしまうこともある。開放型ストーブの場合は、定期的な換気と新鮮空気の入れ替えが必須になる。

石油ストーブを使用する場合、20リットル以上の灯油が備蓄されるように備えておく。問題は、家庭用ポリタンクで灯油を1年以上保管すると、劣化して危険なため、毎年暖かくなる前には、使い切るようにする。

石油ストーブを普段使わない場合、物置の奥にしまい込んでしまうと、停電のときにすぐに出せなくなるので、冬が来る前に、取り出しやすい場所で保管すると便利。


石油ストーブの選択は、安全装置のついた国産がおススメ。

コロナ「石油ストーブ」
トヨトミ「対流形石油ストーブ」

トヨトミ「対流形石油ストーブ」
伝統ある外国のアラジンの石油ストーブも憧れる。

アラジン「ブルーフレームヒーター」

アラジン「センゴクアラジン ポータブルガスストーブ」


石油ストーブの便利な点は、煮炊きや保温もできること。