資本主義の世の中は、購買意欲を促進するマーケティングの仕掛けであふれている。
WEBマーケティングでは、広告やサイトのデザイン、コピーだけで購買意欲をそそるために、消費者心理を活用している。
これを知ると、マーケティングの仕掛けに気づき、無駄な浪費が減ってしまう。
広く商品を知ってもらうためのアプローチ
① 顔認識
人の顔が広告に入っていると、顔や表情に注目する傾向がある。笑顔であれば安心し、丸顔で目が大きい方に注目する。有名人に比べて、自分を投影しやすい一般人風の方が、コンバージョンが高くなる。
② カリギュラ効果
ダメだといわれるほど興味がわく。人は禁止された方がその行為をとりたくなってしまう。
③ スノッブ効果
手に入れるのが難しいものの方が需要が高まる。品薄性や商品の希少性を強調されると、興味がわきやすい。
④ 損失回避
人は損をしないことを重視する傾向がある。使用しないと損をする印象付けをすることで、商品やサービスの効果が伝わりやすくなる。
商品に興味を持ちそうな人に向けたアプローチ
① カクテルパーティ
カクテルパーティーのように雑音が多い場所でも、自分の名前や、関連ある言葉は聞き取れる。人は情報量が多い中でも、自分が関係する情報は見つけ出せる。
② 権威への服従原理
専門家などの権威ある人の言葉は無条件に信用しやすい。
③ シャルパンティエ効果
1gよりも1000mg、1ℓよりも1000mlの方が量が多く感じる。単位を変えるだけで重さや大きさそのものが変わったように錯覚させる効果を活用する。
④ 同調現象
周りの人と同じ行動をしていると安心する。大多数の人が使っていることがアピールされると、人は惹きつけられる。
購入意欲の高い人向けのアプローチ
① 決定回避
選択肢が多すぎると、選択や決定を避けようとする。ターゲット設定をして紹介することで、人は選びやすくなる。
② 松竹梅の法則
複数の選択肢がある場合、人は最も無難な答えを選択しやすい。一番売りたい商品を真ん中に設定すると売れやすい。
③ テンションリダクション
大きな決断の後は、緊張が緩みやすく、判断力が落ちやすい。商品の選択後にその商品より安い商品を勧める。
④ 認知的不協和
有毒と知りつつも、吸いたい、食べたいなど、矛盾する二つの感情を抱えている状態にストレスを感じる。人は考えや言動に矛盾があると、不快さを感じて抜けだそうとする。
⑤ バンドワゴン効果
人は流行物を好意的にとらえやすい。
⑥ フレーミング効果
同じ商品の紹介文でも、切り口を変えることで違う印象を抱く。
⑦ マッチングリスク原理
口コミのように、他のユーザーの声が聞ける場を作ると、不安解消になる。
ブログ管理人は、マーケティングの仕事をしてから、広告のコピーの作り方に感動したり、ツッコミを入れることの方が多くなって、購買意欲の方はすっかりわかなくなってしまった。