ブログ管理人の冷蔵庫は空っぽで、その日に必要な食材しか置きたくない。
調味料も無添加が良いし、遺伝子組換え作物は嫌だし、食品の産地もしっかり把握したい。
外食するよりも、自分で作った方が安心してご飯が食べられると思っている。
一方、2018年から二世帯の形で一緒に暮らしはじめたオカンは真逆なタイプ。
オカンには、終戦後に財政破綻して食料難の頃の記憶が薄っすらとあり、高度経済成長の波に乗った団塊の世代で、テレビや新聞から情報を得て、NHKは嘘をつかないと思っていた。
今では、一人暮らしなのに、ひと世帯用の大きな冷蔵庫と冷凍庫には、入りきらないほど食材が入っており、本人も中身の把握をしていない。
食品ロスという言葉は知っているが、地球の裏側の人のことを現実的に感じていない。
食品表示を見ても、何が添加物を表すのか分からないし、そもそも値段しか見ておらず、高級品やブランド品が雰囲気的に安心だと感じている。
ひと昔であれば、食の価値観の違いで喧嘩になっていたと思うが、管理人の価値観をオカンに押し付けて、オカンが心理的ストレスでも感じたら、それこそ親子であっても高齢者虐待となってしまう言論の難しい時代。
オカンは高齢者ではあるが、現役で仕事もして自力で収入を得て、税金も支払っているので、オカンの食材のお金の使い道にアレコレ口出しはできない。
一度、備蓄を考えてオカンの冷蔵庫整理をしたときに、水と電気、ガスが使えれば、オカンの冷蔵庫だけで1ヶ月以上暮らせることが判明。
それ以降、オカンには、なるべく生活共同組合(CO-OP)を利用してもらい、管理人が購入内容をチェックしているが、外出すると絶対に何かしら余計な食材を買ってくる。
オカンの了解を得て、賞味期限数ヶ月から消費期限の食材は管理人が管理することにしたら、2018年はそれらを無駄なく消費することが精一杯で、国内外へ出張するときの食費以外、ほとんど食費が使えなかった。
2017年の総務省家計調査によると、単身世帯の消費支出・食費は39,649円と約4万円近く、男性に比べて自炊率の高い女性でも約3万5千円なので、年間約42万円分の食費が浮いた計算になる。
かたやオカンの食費は、管理人が賞味期限切れ間近の食材を使わなかったとしても、心理的欲求を埋めるためのマイペースな購入は変わらず続き、食費も変わらないだろう。
2019年はオカンと固定種野菜の自家栽培も庭やベランダではじめる予定。
いざというときの備蓄は、オカンのようなタイプの親族や近所のおばちゃんと仲良くして、上手に巻き込むことをお勧めする。
そして、浮いたお金は投資に回そう!