30年選手、F-15Jが現役で戦えるワケ | do-moの田舎からのたわ言

30年選手、F-15Jが現役で戦えるワケ

30年選手、F-15Jが現役で戦えるワケ
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20151113-00092015-toyo-soci





航空自衛隊いちばんの主力要撃戦闘機を知っていますか?  それが「F-15Jイーグル」です。


 日本の空を守るべく全国各地に配備されているF-15Jイーグルですが、その数は約200機にもおよび、もう1種類の主力戦闘機F-2の2倍以上になります。双発の強力なエンジンを備えるF-15は制空戦闘機として世界でもトップクラスの実力を誇り、これまで空中戦によって撃墜されたことは1度もありません。

 F-15Jイーグルは導入開始から30年あまり。かなりの年月を経ているように思われるかもしれませんが、もともと備わっている優れた飛行性能や運動性は、今でも見劣りすることはありません。

 とはいえ、センサーや情報通信などの電子機器関連は、さすがに旧世代のものです。そこで航空自衛隊は現在、F-15のレーダーやミッション・コンピューターなどを更新して、新しい兵器システムを導入するとともに、統合電子戦措置(IEWS)や戦闘機用データリンク装置などを装備する「近代化改修」を進めています。

 航空自衛隊は、複座型「F-15DJ」も含めてこれまでに213機のF-15を導入しましたが、ほぼ半数がこうした近代化改修を受ける予定です。これにより日本の新しい防空組織である「ジャッジ・システム」に完全に適合し、新世代の航空脅威にも対処し続けられる能力を獲得します。

■ 急増する南西方面への緊急発進

 航空自衛隊は現在、F-15で7個の要撃戦闘飛行隊を編制し、全国5カ所の基地に配置しています(ほかには、訓練部隊と教導部隊で各1個隊)。平時、F-15は各飛行隊で2機1組が対領空侵犯措置任務のための緊急発進(スクランブル発進)態勢に就いており、最短で発進発令の5分後には離陸を完了して目標に向かいます。

 この任務に就いている戦闘機は、警告射撃用に機関砲弾を搭載しているほか、万が一の不測の事態に備えて、短射程空対空ミサイルの実弾2発も携行しています。過去、不明機による日本の領空侵犯は38回起きているものの、ミサイルを発射したことはもちろんなく、警告射撃も1987年12月の「F-4EJ」による1回だけです。

 冷戦当時、日本にとって大きな潜在的脅威は、極東ソ連軍でした。このため、自衛隊の部隊配置や新型装備の配備は、北方を重視して行われました。もちろん今でも、極東ロシア軍は警戒すべき対象ですから、北方の防衛も重要ではあります。

 しかし、近年急速に進んでいる中国軍の近代化と拡充が、南西方面を重視した防衛力の配備への転換を余儀なくしています。そのひとつの表れが、スクランブル発進の回数です。

平成23(2011)年度は全体で425回あり、このうち南西方面は40%弱の166回でした。しかし、平成25(2013)年度は、810回のうち402回、平成26(2014)年度は943回のうち468回と、ほぼ半数を占めるようになってきています。

 防衛省は、こうした傾向が見えてきたことから戦闘機部隊の再編を計画しました。まず2009年、F-4EJ飛行隊1個隊配備だった那覇基地の配備機種をF-15へ変更しました。

 2016年3月末までには別のF-15飛行隊が移駐して、那覇基地の戦闘機部隊はF-15による2個飛行隊態勢になります。また、警戒監視力を高めるため、2014年4月にE-2C空中早期警戒(AEW)機による第603飛行隊を新編して、那覇基地に配置しています。これらにより、南西方面の防空態勢の強化が行われています。

 なお、緊急発進の対象となる中国機の行動範囲はさほど広くなく、多くが沖縄の北側での飛行に集中しており、ときには沖縄の南西側を通過していく、というものです。このように、行動範囲が狭いのは、戦闘機が多いためでしょう。とはいえ、もちろん新型輸送機を改造した情報収集機や、爆撃機などが姿を見せることもあります。

■ F-15Cの改修を進めるアメリカ空軍

 太平洋地域でF-15の制空戦闘機型を装備しているのは、航空自衛隊とアメリカ空軍ですが、アメリカ空軍も今、F-15Cの能力向上を進めています。

 その主眼のひとつは、最新型のアクティブ電子走査アレイ(AESA)レーダーの装備ですが、併せて戦術電子戦システム(TEWS)のアップグレードも決まりました。

この情報は、10月に刊行したサイエンス・アイ新書『F-15Jの科学』の校了後に入ったため、同書には盛り込めなかったのですが、新しいシステムでは、デジタル式装置の導入により探知や妨害などの機能が統合化されます。これは、「イーグル受動/能動警戒生存システム(EPAWSS)」と呼ばれるものです。このEPAWSSの装備により「アメリカ空軍のF-15Cは、2040年代以降も第一線作戦機としての防御電子戦機能を維持し続けられる」としています。 そしてアメリカは、日米の制空型イーグルの「同等化」を計画しています。現在のTEWSは、日本に技術が開示されなかったため、ライセンス生産機である航空自衛隊向けのF-15J/DJには装備できず、日本が独自に同種のものを開発して装備することとなりました。しかし、EPAWSSは、日本が希望すれば供与を可能にする考えがあるといいます。日本のF-15J/DJ戦力は独自の近代化改修に加えて、このEPAWSSにより、さらに能力を向上できる可能性が出ているのです。こういったことにより、F-15Jはまだまだ第一線で戦っていけるのです。









って、書いてあるけど










どうよ?













って、感じ。





















do-moでした。