才木浩人投手の今季末のポスティングによるメジャー挑戦ですが、さんざん事前報道では、いかにも認められそうな雰囲気もあったものの、球団は正式に認めなかった模様です。
佐々木朗希は好き勝手して、ゴリ押しでアメリカに行ってしまったけど、基本的には「球団への貢献度」とその年数によって、球団がポスティングを認めるかどうかが決まってくるものと思われます。
ポスティングはあくまで球団の権利ですから、球団が「No」と言えば、選手側からは交渉もクソもありません。
才木が先発投手として独り立ちしたのは昨季13勝を挙げてからですから、球団的には「まだ早い」という事なんでしょう。
しかも、今季の成績は、最優秀防御率のタイトルを獲ったとは言え、ちょっと物足りなかったですから。
才木の今の成績は、持っているポテンシャルに比べて、まだまだ発展途中です。
結局、村上よりも先に勝ち星を挙げていた才木でしたが、肝心なところで足踏みし、勝ち星で村上に抜かれてしまいました。
もっと圧倒させるようなピッチングをして、周囲を納得させて欲しいものです。
ただ、2027年にメジャーリーグと選手会との労使交渉が行われる事になっており、その交渉が始まって長引けば長引くほど、中堅選手以下の移籍市場の動きが遅くなって、どんどん後ろへズレ込んでしまい、双方のモメ方によっては最悪の場合シーズンを棒に振る可能性だってあるそうです。
それに影響を受けないためにも2026年シーズンに移籍したい、という動きが働いて、NPBのポスティング界隈が大変盛り上がっています。
巨人の岡本、ヤクルトの村上に続き、西武の今井、高橋なども動いています。
我らが佐藤輝明もゆくゆくはメジャー挑戦という話があり、それは球団的には前向きに検討されています。
才木には厳しいけど、テルには優しい。
何せ、まだ具体的なメジャー挑戦が決まっていないのに、すでに「ポスト輝」の立石を獲りに行って、獲れてしまってますから。
どれだけ準備がいいねん、と。
それに比べて岡本和真のメジャー挑戦がほぼ時間の問題として語られていたにも関わらず、岡本の後釜を全くケアしてなかった巨人。
その上、今年のドラフトも上位3人が投手指名と、スラッガーを獲る気がないという驚くべき方針。
放っておけば、誰かホームランバッターが内々から出てくるとでも思ってるんでしょうかね?
さて、才木に話を戻すと、少なくとも来季は日本でプレイする事になったのですから、今季以上にスッキリした試合が出来るようにして欲しいです。
今季も防御率は良かったけど、さんざんランナーを出しては試合のリズムを悪くしてました。
村上と競ってチームをけん引して欲しい。
彼ら2人が表のローテと裏のローテのそれぞれトップに君臨してくれているので、ローテが組みやすかったですよね。
来季も引き続き活躍をお願いします。