道営・ホッカイドウ競馬は今週は6回開催の前半でした。火曜日は雨が残り速い馬場で水曜日の中盤からは速いながらもラスト1Fがとにかく苦しくなり形成が逆転するレースが増えるなど馬場が読みにくい3日間でした。今週は重賞あり、注目馬多しと見所多い開催になりました。それでは前半回顧です。


まずは火曜日メインは今年全国初2歳重賞の栄冠賞でした。 ウィードパワーが快勝。レースはかなりごちゃつく展開になりましたがウィードパワーはフレッシュ同様若干出負けながらも徐々に外から位置をあげ4角先頭で押し切り。レース前半3F34.2という超Hペースを外をまくりさらに圧勝という桁違いな強さ。これは強い。

2着はウィナーズマックス。かなり馬群にもまれる展開でしたが、抜け出した内容はさすがスーパーフレッシュ勝ち馬。相手が悪かった印象です。 3着サンレイレーザーも初めて馬群の中での競馬ながら外から末を伸ばしました。 4着のニシノファイターもあのHペースを先行して踏ん張りましたから力を見せました。


来週の展望を見ていると、勝ったウィードパワーはラベンダー賞には向かわないとか。2着~4着、5着のステルミナートが出走予定になりますね。全馬芝でもいける血統だけに中央馬たちを蹴散らす可能性は今年はかなり高いです。



水曜日メインはB3組の1200戦アドマイヤマックス賞。スティッチが人気に応え逃げ切り勝ち。これで今シーズンは5戦3勝2着2回のパーフェクト。陣営は「勝って一息入れたい」とのコメントだったのでこの後は少し休養かもしれないですね。2着は毎度しっかり末を伸ばすシグナルパス。この馬も本当にタフです。3着に伏兵のケイエスシンアカリ。中央から高知に移籍後は精細を欠き、今回は移籍初戦でノド鳴りの兆候もあるという不安要素たっぷりながらも4角はいい手応えで3着。確かにこの時期はノド鳴りにはちょうどいい気候ではありますが驚きでした。さすが500万2着の力はあります。


そして木曜日はB3ー1組の1800戦JAにいかっぷピーマン特別。エバーオンワードが勝利。これは強かった。霧の中なのでわかりにくい感じでしたが中団やや後方で待機して4角前でいつのまにか先頭に。そして直線は後続をよせつけずまさに独壇場。一気に動いていく競馬は昨秋の北海道2歳優駿でも見せて3着に健闘しましたが山口騎手の積極的な騎乗と手が合うのでしょう。まだ本物ではないと陣営はいいます。これで本物ではないのなら末恐ろしい。間違いなく秋には重賞路線に乗っているでしょう。



そして今週は注目の2歳馬たちがデビュー、そしてその力を見せました。


まず火曜日のフレッシュを勝ったフォーハピネス。能検で48.0というとてつもない時計を叩き出し、サークル内でも話題になっていた馬でしたが実戦でもスピードの違いでハナ、人気をわけたクラカルメンも4角まで並びましたが失速、フォーハピネスの独壇場になりました。勝ち時計は1.00.2の好時計。馬格にも恵まれた新種牡馬ファスリエフ産駒の牝馬です。


そして木曜日のフレッシュを勝ったエミーズパラダイス。道営からデビューして船橋へ。船橋所属のまま中央のアネモネSを勝利し、桜花賞に駒を進めたエミーズスマイルの初仔ということで能検時からかなり話題になっていよいよデビュー。454kgの馬体でパドックでは本当にデビュー戦?と思うほど静かに静かに歩いていました。レースでも低い重心でしっかり走り快勝。古谷さんの話では母エミーズスマイルは船橋で母になれるかわからないくらいの事故があって今回のこの初仔にはいろいろな関係者が感慨深いものがあるといいます。まずは無事に一勝目というところ。母はダートよりは芝な馬でした。盛岡で2着がありますからそこを使うのか、DG路線か。どちらにしても楽しみな逸材です。


しかしどちらの馬も管理しているのは田中淳司厩舎です。今年田中淳厩舎は2歳戦絶好調。

フォーハピネス

エミーズパラダイス

コパノワーニング

マホガニー

ゴールドメダル

サンレイレーザー

コスモワイルド

ステルミナート


まだまだ上げればきりがないまさに駒ぞろい。こりゃ主戦の服部騎手も体一つでは足りません。田中淳厩舎は道営No.1といわれるほどのチームワークの良さ。パドックも必ず黒いシャツを着て出てくるのですぐにわかります。新進気鋭の厩舎なのでぜひ注目していただきたいと思います。



さて来週は重賞赤レンガ記念が行われます。ダイワルビア、ビービーファルコン、マチカネカミカゼなど解説の高倉さんいわく、どこからでも狙えるメンバー構成です。ぜひ注目してください。


以上回顧とちょっと展望でした。