館林の犬の幼稚園 ドッグナーサリースクールHachiですにっこり

 

分離不安症とは読んで字の如く、離れると不安になってしまう症状ですネガティブ

 

一昔前なら、ないとは言い切れませんが聞き慣れない症状でした。

基本的に庭に繋いでおり、飼い主とのふれあいも散歩や遊ぶ時くらいで、それ以外は各々のペースで過ごす形が主流でした犬

 

その辺の飼い方もすっかり変わり、外で繋いで飼っているお家の方が珍しくなっている程です。

 

室内に迎え入れるので、自然と愛犬と一緒に過ごす時間が増えます。

 

常に愛犬の様子が見られる訳ですし、愛犬も大好きな飼い主さんがいつでも構ってくれるのでwinwinな感じかと思いきや、間違った方向に行ってしまうと困った事態に陥ってしまいます。

 

それが「分離不安症」

 

小さい頃から常に飼い主さんと一緒に居るとその状況が当たり前になり、飼い主さんが離れる事が有り得なくて、大変なストレスがかかり、パニックになるケースも見られます。

 

不安で不安で、ずっと吠えたり・物を破壊したり・ハァハァ呼吸が荒くなったり・そこら中にトイレをしたり、とにかく落ち着きがなくなります。

 

ちょっと買い物に行ってる間に部屋をめちゃくちゃに荒らされたり、ずっと吠える事で近隣から苦情が来たり、そうなると迂闊に外出出来なくなる事も...。

 

いくら愛犬が可愛くても四六時中一緒という訳にも行きませんネガティブ

もちろんずっと飼い主さんにべったりでも全然問題ない子も居ますが、大抵は困った事になります。

 

これを回避するには小さい頃から別々の生活で過ごすのに慣れさせる事が一番です。

要は自立心を育てるんですね。

飼い始めの頃は可愛いから、心配だからと付きっ切りになるのは分かります。

それならばそのままずっと一緒に居てあげるべきなのに、買い物や学校や仕事があるからと離れてしまうのは愛犬は納得出来ません。

 

いつでも一緒に居てくれると思ったのに、それを反故にする訳ですから凝視

 

さて、そうは言っても時は戻せないので分離不安症はどうしたら直せるのか?についてですが、当園で推奨しているのは「とにかく離れる機会を作る事」です。

 

ここでポイントなのは自宅で留守番を多くさせるという事ではなく、出来れば様子を見てくれる人に預けた方が良いと思います。

自宅だと結局不安が解消されないまま時が過ぎるだけで、いつかはそれに慣れるのかも知れませんが、いつになるやら...と言った具合です。

心の拠り所が飼い主さんしかない状態から、他でも安心出来る場所や人を作る事が肝心なのです。

 

また、この問題はワンちゃんだけではなく、飼い主さん自身がワンちゃんと離れたくない!と依存傾向にもなったりもします。

ワンちゃん自身は好きなように生活したいと思ってても、飼い主さんがそれを良しとしないケースも見られます。

つまり、親離れ子離れをいかに出来るようにするか?です。

 

どれくらい練習すれば直るのか?そもそも本当に直るのか?

これに関してはハッキリとお答えしていません。

精神的な事ですし、ワンちゃん次第です。としか言えません。

しかし、少なくともマイナスに働く事はないのかなと思います。

当園でも始めはずっと緊張して、帰る頃には何もしてないのに気疲れでぐったりしていた子が、いつしか落ち着いた様子で寝る事が出来るようになった例も多数ありますので、幼稚園にお預けするのも十分お力になれると思います。