デヴィッドと聞いたら
誰を思い出します?
ボウイって人もいるやろうし
クローネンバーグって人もいるだろう
伊東って人もいるかな?
多感な時期にいろんな
デヴィッドに影響受けた
その中でも
デヴィッド・リンチは特別な人だ
高校の頃
『ブルーベルベット』
これをビデオで観た
正直小学生の頃に
「エレファントマン」が話題で
それを誰かの家で
みんなで観たんだけど
全く印象に残ってない
面白くなかったのか
子どもには難しかったのかもしれない
それでいろいろ観ていく
じゃないですか
映画
中学からいろいろと
最初は娯楽作品
まだ映画館もあったから
二本立てだったのね
そうすると観たい映画行って
もう一本観れるの
それがたまに
なんだこれって
面白いとか
つまんないとかそういうの超越したもの
こんなんやっていいんやって
これで映画がめちゃくちゃ
好きになるのね
で
レンタルビデオの時代だから
そこに行けば
映画雑誌に載ってた
あまりメジャーじゃない作品も
置いてあるの
これ借りるのがドキドキするのよね
それで観終わって
俺なんつうもの観たんやと
心臓バクバクするの
大分の端っこの田舎ですから
でもそういう町のレンタルビデオ屋さんでもやっぱり
そういう作品好きな店員さんがいたり
教えてくれるのよ
時間はあるから勉強して
映画観て
『ブルーベルベット』はそん時観て
色彩が見事でね
青って色が好きになったのもこの作品の影響からかな
不穏なのよ
耳を拾う話だから
いきなり
なんだこれじゃないですか
後に
『ツインピークス』
でこの世界観を
もっとポップにしたようか気がするけど
とにかく衝撃的で
道徳心のかけらもない人しか出てなくて笑
性倒錯な人物描写にいちいち
心がざわつくの
最後はなんかいい感じに終わったはずなんだけどなんか不穏なのよね
これはヤバいと
ヤバいもの観たと
イザベル・ロッセリーニのあのちょっとだらしなくなった二の腕とかたまんなくて
俺の性の目覚め
プロゴルファーの岡本綾子さんって人が
ドライバーですごいショット打ったとき
二の腕がブルブル震えてるの観た時で
この人をずっとエロい目で見るわけ
そしたら劇中も覗きのシーンあったり
観てる自分が性倒錯してるのよ
外は綺麗で気取ってるけど
裏では人間そんなわけないみたいな
デニス・ホッパーが薬物中毒から戻ってきて、まぁ素晴らしいよ
本人が懇願したらしいけど
90年代のデニス・ホッパーの活躍とかは
ここからだと思う
東京行ったら
ミニシアター行くぞって
決めて
それで東京行って
『ワイルド・アット・ハート』
観て大衝撃
デヴィッド・リンチのおかげで
コーエン兄弟だとかパトリス・ルコントとかを観に映画館いくようになってね
『ワイルド・アット・ハート』の
ニコラス・ケイジとローラ・ダーンに
初っ端なから大爆笑しちゃって
リンチってこんなの撮れるんやって
むしろこっちのハイテンションな方がいいやんって
あとこの作品のウィリム・デフォーね
腹抱えて笑った
サイコやろうでね
『プラトーン』でいいほうの軍曹やったから勝手にそうイメージしてたのに全然違ってて俺の中でのデフォーはここね
ここで大好きになって
これだから
リンチは公開されたら
必ず観に行くんだけど
この出会いには勝てなかった
この2本が好きでね
むしろ音楽とかのほうが好きで
ナイン・インチ・ネイルズの『パーフェクトドラッグ』とかいまだにカッコいいなって思うけどね
あんまりライブとかでやらないから
本人好きじゃないのかもね
そんな中で
もうね
映画館に3回観に行ったのが
『マルホランド・ドライブ』
で
これが久しぶりに
キターーーーと
いまだによくわかってないのに
何度でも観たくなる作品なのです
ハリウッドの裏側
「サンセット大通り」のオマージュ
旬を過ぎた大女優で
「ブルーベルベット」の
イザベル・ロッセリーニを思い出す
彼女の母は
イングリッド・バーグマン
あの
「カサブランカ」で
君の瞳に乾杯された人だ
華やかなハリウッド映画の
裏側を殺された人の視点から描いた
あの傑作
ビリー・ワイルダー監督の作品大好きだけどこんなんも撮るんやと素直に驚いた
人間なんて剥がしたら
実に多種多様な
狂気を抱えておるのでございましょう
加えてロマンチックだから
また好きだったんだと思う
矛盾してるようだけど
俺にはイコール
闇とロマンチック
セットでちょうだい
なんだか
デヴィッド・リンチの作品が観たい気分
その前にB-21スペシャルのコント観てからだな
人間なんてそんなものよ
ありがとう
デヴィッド・リンチ
あなたの作品に出会えてよかったぜ







