僕は、僕の夢の中で出会った女性と僕の記憶の整理をすることになった。
なぜ、僕はここにいるのか、僕は眠る前に何をしていたのか?
そんなことを目の前の女性と記憶の整理をしていく。
「仕事から帰る所までは覚えているんだ」
「そうなのね?仕事の後に何かしらの予定があったの?」
思い出そうとすると、少し頭が痛くなってくる。
「そうだったかもしれない」
「辛そうだけど大丈夫?」
「問題ないよ、思い出せないものを思い出そうとすると頭が痛くなるのって正解な気がするでしょ?」
僕は、ありきたりな記憶喪失の人が記憶を思い出すショックで、頭が痛くなるドラマ的なものを思い出した。
「そうかもしれないわね。」
「予定があったってことは?誰かと待ち合わせかしら?」
「そうかもしれない、確か、家には向かっていなかったはず。」
「となると、時間か何かで待ち合わせに間に合わなかったのかしら?それで、急いでいたのかしら?」
少しずつ頭が痛くなる、この路線であっている気がする。
「そうかもしれない、僕は誰かと待ち合わせをしていた気がする。しかも、とても大切な用事だった気がする」
「待ち合わせの相手は?男性?女性?どっち?」
「女性」
「即答ね?本当に記憶はなくなってるのかしら?」
「僕も、なぜ即答できたのか分からないが口が勝手に動いたんだ」
「仕事帰りに女性と会う約束があって急いでいたっていうなら答え出たんじゃない?」
「どういう意味だい?女性と会う約束があったって急ぐ必要ないだろ?」
「急がないといけない状況だったのよ!貴方は、仕事帰りに急がないといけない女性と会う約束をしていた。これから、整理する記憶はどこに向かって、結果眠りについたかね。」
「確かに、その考え方がしっくりくる」
「私が、思うに!貴方は、お付き合いしていた、女性にプロポーズするために急いで走っていたが待ち合わせ途中に事故にあったってところかしら?」
かなり頭が痛くなった。
正直、僕もそんな気がしていたが、目の前の女性が僕の考えを的確に述べてくれたから自覚することができた。
「でも、それだと僕は死んでいることにならないかな?」
「ここは、あなたの夢の中なんでしょ?生きてるから夢を見るんじゃないの?」
「確かにその通りだ!死んでいたら夢も見ることできないからね!」
「僕は、この夢が覚めても病院のベッドで目が覚めるのだろうか?」
「その可能性が高いわね?」
「でも?プロポーズできなくて残念ね!」
「できたよ。」
「え?」
僕は、戻ってきた記憶を彼女に説明した。
「僕は、ちゃんとプロポーズできたんだ!そして、こうなったのも、仕方なかったんだ」
「どういうことよ?」
「僕は、彼女にちゃんと告白して受けてもらった。その後に、交差点で車に追突されそうになった彼女の袖をつかんでかばったんだ」
「僕の夢に出てきてくれるってことは僕は、そろそろ行くんだね!ここまで来てくれてありがとう!」
「ちょっと待って、あなたの記憶の私は、現実世界であなたの恋人で目の前で恋人が私の代わりに跳ねられて死にかけてるっていうの」
「そういうことだね。君が跳ねられなくて良かったよ。」
「ふざけないでよ!私を悲劇のヒロインにしないでよ、無責任よ、起きなさいよ!絶対に許さないから!今の発言は怒ったから、起きたら絶対に一発殴って別れてから死んでちょうだい。」
「無茶を言わないでくれよ」
「あなたは、やりきって死んだかもしれないけど私はどうなるのこの感情はどこに向かえばいいのどこにぶつければいいのよ!事故で後遺症が残っても下半身が動かなくても構わない。絶対に起きて!私を一人にしないで。」
「最後に、君に挨拶ができてよかった。そろそろ、時間のようだ。僕の夢ながらいいタイミングで逝けるみたいだ」
僕は、泣きながら怒る彼女の顔を見つめながら記憶の欠片となった。
お母さん!お姉ちゃんが目を覚ましたよ!
私は、病院のベットで目を覚ました。
先ほどまですごい嫌な夢を見ていた気がする私にプロポーズしてくれた人が目の前で逝く夢を見た。
最後に、挨拶ができてよかったとか言ってた。
「ねえ、お母さん?あの人はどこにいるの?生きてるんだよね?」
「あなたよりも、一時重症だったけど、物凄い回復で今は、あなたよりも元気よ。」
涙で、前が見えなくなった。嬉しくて泣いているが、半分はぶんなぐってやりたくて仕方なかった。
嬉しいはずなのに記憶にない怒りが何故か私が正しいと全力で主張してくる。
とりあえず、二人とも、元気になったら一発殴ろうと心に誓い今わ、家族と生きてる喜びを分かちあう。
完。
かなり長くなってしまいましたが読んでもらえると幸いです。
一発書きで変な文章になっているかもしれませんが読んでいた出せると幸いです。
読んでいただいた方ありがとうございます。