相性チェックが終わり、次の課題は信頼度チェックだ。
「パズ、俺たちもう大丈夫だよな!」
「オウ、アイツラノオカゲデオマエトハジメテチカラヲアワセルコトガデキタンダ。コノカダイデモオタガイヲシンジヨウゼ。」
「そうだな!」
裁とパズは互いに拳を当てた。
そして、信頼度を図る課題に入った。内容は、簡単で使い魔と主とで、一週間浸食を共にするというものだ。
それぞれ、部屋が決められその場所で過ごす。
「パズ、一緒に暫く宜しくな。いつも一緒みたいなもんだけど、今回は影に戻さないで毎日過ごすんだ。ま、仲良くやろうぜ。」
「ソウダナ。ケンカハナルベクシナイヨウニシヨウゼ。」
「だな。折角仲良くなれてきてんだだから、一週間楽しく過ごしたいしな。」
パズと裁が、話している隣では勇とうりゅが一週間の事について話していた。
「うりゅ、一週間宜しくね。」
「エエ。イサナとスゴセルイッシュウカンハトテモタノシソウネ!イマカラトテモタノシミダワ!」
「大袈裟だよ。ほぼ毎日一緒に過ごしているじゃない。」
「ソウダケド、コンカイハカゲニモドラナイデスゴスノヨ?イッシュウカンダケダケド、マイニチイサナガミラレルノハウレシイワ!」
勇とうりゅは相変わらず、いちゃついている。
そして、それぞれ指定された部屋に入る。この課題は、二年や三年も一緒らしく、隣の部屋にいたりすることがある。
裁とパズの部屋の右隣は、二年の執で、左隣は三年の天だった。
「み、見事に両隣上級生だな・・・。」
「マア、キラクニヤロウゼ。」
軽く落ち込む裁をパズが元気づける。
「取り敢えず、挨拶いこっか。」
裁とパズは、三年の天に挨拶をしに行った。
「(コンコン)天先輩いらっしゃいますか?」
「はい。・・・君は?」
扉を開けて出てきたのは、凄く美人で銀色の髪を一つ縛りにした天だった。
「あ、あの!隣の部屋の魔法科一年、裁と言います。之から一週間宜しくお願いします!」
「初めまして。僕は魔法科三年の天です。裁君だね。宜しく。」
綺麗に笑って挨拶した後、パズに目を向ける。
「この子が裁君の使い魔かな?竜かっこいいね。」
「パズってイウンダ。ヨロシクナ。」
パズが律儀に挨拶すると、こちらこそよろしくねと挨拶し、自分の使い魔を呼んだ。
「僕の使い魔は、銀色の猫のハル。」
「銀色の猫なんですか!綺麗ですね!」
「有難う。」
にこりと微笑み返され、少し照れる裁。
「ま、また、遊びに来てもいいですか?」
「勿論だよ。いつでもおいで」
裁とパズは、会釈をして二年の執先輩の部屋に向かう。
天先輩は優しい人だったが、執先輩はどうだろうと思いながら向かう裁とパズ。
「そういえば、天先輩凄い美人だったけど、女の人かな?」
「ソウナンジャネエカ?アレデオトコハアリエネエダロ。」
この時、裁とパズは、天について誤解しているのであった。
・・・続。
