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忘れてました。能古島に行った目的。


とある、戸建の賃貸契約のお話でした。

(あ、募集とかじゃないですよ。期待した方、すみません。)

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こちらが物件。

屋根裏まで吹きぬけた気持ちいい空間。

極太の梁に囲炉裏。すげぇ。


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緑越しに海と、百道のビル群が見えます。夜景はヤバイでしょうね。



さて、そろそろ今回の話の本題に入ります。


ご存知かもしれませんが、能古島には不動産屋がありません。

じゃあ物件の売買・賃貸がどうなっているのか。



まず、売買物件について。

これは普通に探せば売っている戸建・土地・別荘など見つかります。

福岡市内の不動産会社が仲介をしています。

ただ、これは!という物件はなかなかなく、意外と高かったりもします。



そして、賃貸物件。

こちらは残念ながら、不動産情報として流通することはまずありません。

きっと「能古島に海の見える戸建を借りたい。」という方は、

かなりいらっしゃると思いますが、現状では難しいです。

つまり、需要はあるけど、供給がないということです。

貸したい人がいない。

もっと正確に言えば、「別に貸したくもない。」という感じでしょうか。

島には島のやり方があるわけで、

まぁ大雑把に言えば、「いろいろある」わけですよ。

しかし、歩き回ればわかるのですが、いい感じの古家は結構あります。


なので、ツテをたどって知り合いの知り合いから借りる、などの

力技でないと借りることができない現状。



そこで、今回ぼくらが行った目的というのが、賃貸借契約という概念を

少しずつ島の方々に知っていただくこと。

第一弾として、あさばさん が借りる戸建の契約に同行しました。



オーナーが安心して貸せる環境というのを少しずつ築いていければ

需要と供給のマッチングができるようになる可能性もあります。



なにしろ、能古島の小学校は島の外からの転入もOKな制度があり、

バスと船を乗り継いでわざわざ小学生が通ってくるほど魅力があるのです。


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ちなみに、今回案内してくれたあさばさんは、

能古島サイダー 」とか作ってます。


ぼくたちは、その可能性を存分に感じながら帰ってきました。

これが、なにか面白いことの始まりになる予感も抱きながら。

昨日は能古島(のこのしま)に行ってきました。

実は、お恥ずかしながら、初能古です。


能古島へは、愛宕浜にある渡船場からフェリーで10分。

以前渡船場のすぐそばでタワーマンション売ってたんですが、
船に乗る機会はなく、行けてませんでした。


で、島に着くと、いきなり目の前にあるのがコチラ。

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ノコニコカフェ さん。

いやぁ能古島、いきなりファンキーです。面白い!

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こちらが店内。

元々フランス人が作ったカフェらしく、手作り感たっぷりの内装が
すごくそそられます。

初めて来たのに、勝手に懐かしく感じてしまうのはなぜでしょう?



さて、今回は、カフェ経営者ヒゲさんの友人で、
一緒に面白いことを企んでいるあさばさん にいろいろ案内してもらいました。


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こちらは能古島キャンプ場。

このカット、ハワイっぽいでしょ? と言われたので撮影。

夏にステージ使ってイベントやるらしいです。そりゃ盛り上がるわ。


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こんな感じでコテージが並んでます。

めちゃくちゃ好きな景色です。なんで今まで来なかったんだろう・・・。


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で、こんなことしてみたり。

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そうなっちゃうよね。。。



えー、と何しに来たんだっけ??



すごいことになってますね。


この1年間で天神・博多中心部に新築された大型オフィスビル。

空室率がなんと58%・・・。

過去の歴代データをさかのぼってみても、すごい数字です。



入居後1年間賃料を無料、という無茶苦茶な条件でまで誘致している。

ともっぱら業界内でも噂になっております。


2008年から2009年にかけて、でかいインテリジェントビルが

福岡中心部に過去ありえない数建つことになってしまいました。


これからも続々竣工してしまうんですね。



今完成しているオフィスビルはぼくが以前勤めていた会社で、

事業用地仕入れの担当をしていたころに土地売買が

されていた物件。



基本的にこれらの大規模クラスになると、土地は入札になります。

しかも、2006・2007年ごろはファンドや開発会社の土地購入欲が

ピークだったころで、信じられない高値で落札されていました。

(この時期土地を売った企業は結果的にすごくラッキー。)



で、問題は、

これらの大規模開発の時期が見事に重なってしまい、

開発形態がほとんど”オフィスビル”という用途でかぶり、

市場の需要を大幅に超えて一気に供給されてしまった

ことです。



福岡の市場規模を過大評価してしまったのか、

競合計画の調査が不足していたのか、

結果から原因を振り返ると、痛・・・・という感じです。



と、たまには市場的な話をしてみましたが、弊社でこういった

オフィスビルを紹介することはほとんどありません。


残念ながら(いや、残念でないか)、弊社のお客さまには

ビルで働こう、と考える方が少ないようで・・・。



ただ、空室率の現状を悲観しても仕方がありません。

できちゃったものはできちゃったわけだし、

これほどの規模・数になると、短期のアイデアでどうこうするのも難しい。

当面は賃料を下げたり、有利な条件にしたりして、踏ん張るという

流れになりそうですが、

長期的に考えると、「福岡にオフィスビル環境が整ってきた」と、

良い方にとることもできそうです。



言いたかったのは、空き物件が多くて大変だ。

ということではなく、

立地と規模、周辺の供給、タイミングなどを総合的に考えて、

作るべきモノを計画していくことが非常に大切なんですね、ということ。



そんな中で、ぼくたちも市場にオフィス物件を供給していったりしています。

日ごろ仲介していく中で得られる需要と供給のギャップを

埋める物件づくり、というのを戦略的に考えて。



長期的に考える、ということが不動産に限らず、金融、その他企業、

各個人に至るまで重要なテーマになるのではないでしょうか。


理屈はわかるけど、心理的には、どうしてもすぐ利益が出るのを

求めてしまうというのもわかる気がしますが・・・。




福岡R工事 で手がけている大名のリノベプロジェクトですが、
改装費用とプランでディスカッションを重ね、
予定より1月ほど遅れてしまいましたが、ようやく工事スタートしました。

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解体後の現状はこんな感じ。

今回は解体しないと全貌がわからなかったので、解体してから
プランを再度練りなおしました。


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オーナーさん交えての打ち合わせ。

キーワードで情報を並べるとこんな感じでしょうか。

大名2丁目/48.7平米/オフィス/かなりカッコイイ/でもヴィンテージ

3月末ごろオープンルーム/内見開始予定です。
(完成後福岡R不動産にもUPします)

エリアや面積帯、デザインをトータルに考えて、今までにない
ものができると思います。


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こちらは福岡R不動産で募集した、一棟事務所ビルの改装案件。

同じ帽子の人 が写ってますね。



コンパクトな一棟ビルの新しい使い方を提示できる事例になりそうです。

個人的にもめちゃくちゃ改装後の状態が見たいっす。



というか、ほんとに個人事業の方が元気です。

この流れ、なんなんでしょう?

考えてもわからないので、聞いてみようと思います(笑)



ビックリしました。


R不動産掲載中のとある物件。

室内ボロボロの住居を、1階部分まるごと改装して、
事務所/店舗にしちゃうのをオススメしているですが、


お客さまが連れてきた内装業者さんが、

古庄さん でした。。。(笑)


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畳をめくって、床下を確認。土間にしちゃう?? とか。



このブログや福岡R不動産コラム でも紹介している、
いきぬきカフェ「きんど」 の古庄さん。

そういえば、本業は内装でした。

すっかりカフェのイメージばかりで・・・。


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僕たちが見つけた物件が、古庄さんの世界観で生まれ変わるなんて、
めちゃくちゃ見てみたい。

いつか一緒にお仕事させていただきたいと思ってたので、
うれしビックリでした。



最近、福岡R不動産では、事業用物件が決まるのがすごく多い。
2月だけでも6件のマニアックなオフィス/店舗の話が進んでいる。


事業用といっても元々住居だったり、ボロい倉庫みたいな箱だったりを
勝手にぼくらが事業用(オフィス/店舗)に改装しちゃうのをオススメ
してるだけだし、

資本主義的な企業の事業というよりは、クリエイティブな
個人や少規模チームが感性とアイデアで手作りで作っていく
という感じ。


現在の市況では、経費山盛りの大企業よりも、マイノリティな
スモールビジネスにとってチャンスなのでしょう。



これから少しずつ面白い事例を紹介していきます。




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(改装プラン検討中の大名マンションPJ)



建築家を目指した理由、という内容を前回書きました。


思いつきで書いただけなので、特に続きもなかったのですが、
続きを・・・というリクエストに応えて、簡単に・・・。



建築とはなんぞやということも知らずに世界一の建築家を目指すことに
したわけですが、自分に絵的センスがないことをすっかり忘れていました。

で、建築学科入学1週間で、挫折したわけです。

そんな簡単に挫折するなよ、という感じですが、
まぁ、あきらめが早いのも時には良い方に転がりますので。



建築にアレルギーが出てしまい、建築の授業はつまらないし、
(実際には聞いてもいないから、つまらないかどうかも不明)

物理・数学を究極に意味不明にした理系の授業もきつい。



そこで、本を読むことにしました。

たしか一番初期に読んでいたのは、今でも好きな大前研一氏の
サラリーマンサバイバル、などのビジネス書。

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18歳の無知だったぼくにとっては、衝撃的な本でした。

大量生産、高度成長、バブル崩壊まで終えたこれからの時代は、
知的に、創造的に、道を切り開いていかなければならない。

ビジネスってやつは、なんて面白そうなんだ!と興奮しました。


20代、30代は修行、40~50代になって一握りの人だけが花開く
という建築家への道とは違い、短期決戦型であるのも、
マラソンなどの長期系が苦手なぼくには向いている気がしました。


そして、建築・理系の授業よりも、

経営、経済、マーケティング、情報、メディア、、、

といった文系の授業に勝手に出たり、それ系の本を読み漁りました。




それにしても、絵のセンスがないだけで、サクっとあきらめてしまう
辺り、今思えば信じられない選択ですね。


いま、不動産・建築・設計業界に関わっていたり、若くして独立して
がんばっている建築家の方々を見ても、センスだけが重要だとは
全く思わないです。

どちらかというと、人と違ったことを思い切ってやる行動力の方が
大事な気がします。


当時はネットで検索すれば何でもわかる時代ではなかったので・・・。



ただ、建築業界はあきらめたはずなのに、不思議なことに、今では
建築・デザインの視点から不動産を扱うという仕事をしています。

これもある意味運命なのかと受け入れようと思います。




福岡R不動産でご入居いただいた入居者さんのオフィスに
お邪魔してきました。


インテリアデザイン事務所「SEN DESIGN」さんです。


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めずらしいサイズの外観。1・2階、それぞれ1部屋ずつしかありません。

その1階は以前こんな感じでした。

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まさにレトロな室内。水周りもレトロ。

ただ、1階まるごとなので、四面採光なのが面白かった。


それを、軽く改装してみると、こんな感じになりました。


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窪山さんいわく、

「キッチンを入れ替えて、カーペットにして、巾木などを白く塗っただけ」

とのこと。

ここにミーティングテーブルが来て、完成するそうです。


いやー、さすがにうまいですね。

イメージは全然変わってるけど、たしかに変えてるのはわずかなポイント。



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和室&和室だったワークスペース。

デスクをはめ込んだ姿は、まるで元々こんな間取りだったかのような・・・。

(突撃訪問だったので、あわてて片付けているところ。ごめんなさい。)



桜坂の静かな住宅街で、気持ちよくクリエイティブワークができそうです。

うらやましいですね。


今後も入居者さんの情報をUPしていきたいと思います。

(そしていずれ本を出そうと企んでいたりして・・・)



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今週は、東京からミッキー夫妻が来ていたので、一緒に水炊き。

ミッキーは大学時代、同じ建築学科唯一(笑)の友人。



なんで友達が一人しかいないのかは、置いておいて、
ちょっと昔の話を振り返ってみようと思います。





大学受験を控え、さぁ進路はどうしよう・・・と悩んでいた高校2年の僕。



国語が全くできないのでとりあえず理系だ。
          ↓
機械科?・・・いや、メカはちょっと。。。
理数科?・・・そんなにやるほど数字は好きじゃない。
電子情報?・・・ITはありだな。でも専門にするのはちょっと。。。
          ↓
建築科?・・・家を建てる?自分の家を自分で設計できるの?面白そうじゃん!
          ↓
「よし、世界一の建築家を目指そう!」


という今思えば信じられないほど、馬鹿で単純な選択をした。


マニアックすぎてちょっと引きそうになる理系の科目の中で、
一際アバウトで中性的で、不思議な匂いのした「建築学科」。

そんな短絡的な思考でぼくは建築学科を目指したのでした。



で、なんとか試験をパスして、念願の入学。


たしか、最初の課題が、「キャンパス内の階段をデッサンする」
というものでした。

自分の右脳をできる限り解き放ち、「これまでの人生で最高の絵が
描けたぞ。」と意気揚々と提出したぼくの「階段」に対し、


助手みたいな人が放った一言。

「なにこれ?階段?どこが踏むとこ?小学生の絵だよ、これ。」



効きました。

落ち込みました。



というか、建築家って、絵のセンスがいるのか?!!!

知らんかった!

絵のセンスなら、全然ないっすよ!自慢じゃないけど全くないっす!




よし、建築家はあきらめよう。


入学して1週間ほどしか経っていない頃、すでにぼくは建築の
道から外れることを決意したのでした。




先日建築途中にお邪魔した香住ヶ丘のハードな家

先週末完成したので、オープンハウスも見せていただきました。



ぼくもプライベート(?)でお世話になってるSさん宅。


いやぁ、さすが巨匠

素晴らしき海沿いの二世帯住宅が完成しました。


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完成形。やっぱりハードです。

1階がご両親の住まい、2階が家族の住まい、とのこと。

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2階。リビングから海。

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船の上にいるみたい。(巨匠談)

対岸にアイランドシティがあるからかな。

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天井が高いのはやっぱり気持ちいい。
杉板にこだわったコンクリートの質感と木の組み合わせが絶妙。


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1階の土間。各和室に土間から直接出入りできる。

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1階はお父さんが家庭菜園をするらしいです。
海を前にして・・・楽しいだろうな~。


いつも変わった物件、カッコイイ物件を限がないほど見ていますが、
この家は、心に響くものがありました。

それはたぶん「二世帯住宅」という以前は当たり前だったけれど、
最近は少なくなってしまった住まいの在り方に、海沿いという「環境」、
巨匠による「空間」「デザイン」というスパイスが見事にハマった
からだと思います。

こんな家なら二世帯もアリだ。純粋にそう思いました。



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久々の快晴。気持ちがいい一日だった。



物件を選ぶ触覚にはそこそこ自信を持っているのですが、
味覚には全く自信がないので、グルメネタは極力避けてます。


が、この店だけは、誰がなんと言おうと、最高にうまいので、
言わせてください。


マジ、うまいっす。


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かなり前に一度ブログで紹介した、「Grillかわむら 」というお店。

こう見えても店主の河村さんはまだ20代。

ぼくが夜な夜なDMXの事務所を改装しているとき、
時を同じくして同じオーナーから物件を借り、同じように自分で
塗ったり、貼ったりして店を作っていたという、まぐれなつながり。


河村さんの料理を崇拝しているので、毎月行きたいのですが、
ちょっと間が空いてしまって、3ヶ月ぶりに行ってきました。


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これ、なんの料理か忘れましたが、とにかくスゲーうまいです。

全部うまいです。

一口ごとに感動します。

今日はもうここぞとばかりに褒めちぎります。



普段あんまりワインとか飲みませんが、ここではガッツリ飲みます。



ちなみに、ランチ(カレーのみ)もやってるのですが、

12:00~13:00までという、そんな無茶な・・・という短時間性。

ポリシー感じます。



行ったことない人は是非。

感想おしえてください。