ちょっと前のことですが、
先日、ドーガン・インベストメンツ のNさんと久々にお会い
させていただきました。
去年、弊社で部屋を借りていただいて以来です。
最近あまりにも新聞やネットNEWSで目にする機会の多いドーガンさん。
居てもたってもいられず、ランチしましょー!と無理にお願い
しちゃいました。(お忙しいところありがとうございました!)
ドーガンさんは、ぼくが個人的に「福岡で最もあこがれる会社の一つ」です。
いつもそうですが、今日も主観的に話します。
まず会社のコンセプトが素晴らしいです。(って偉そうにすみません)
事業内容としては、いわゆるブティック型投資銀行なのですが、
九州地区の経済活性化という地域密着をコンセプトとしている
点で新しく、望ましい(望まれている)形であると思います。
現在の景況上、どうしても企業再生案件が多いようですが、
事業承継、ベンチャー支援、農業関連支援も手がけられています。
これまで、「地域経済活性」というと、企業の地域へのお決まり文句
的な印象を受けることが多かったように思います。
しかし、「意義」のない投資ゲームがもたらした結果を見てみると、
やはり良いことをしないでお金だけが動き回ると言うのは、
長期的に継続できないことが、なんとなく認知されました。
そう考えると、このような理念を掲げることに非常に意義を感じますし、
創業間もなくして、これだけの案件数を進めていけるパワーと信頼性
には本当に頭が下がります。
(つまり実際に必要とされているということですね)
投資銀行というと、難しく聞こえるかもしれませんが、簡単に言うと、
お金が欲しい人とお金を出したい人の仲介です。
その額が大きいので、基本的には「人」ではなく「法人」や「銀行」
など機関投資家が取引の対象となります。(詳しくはこちら )
今回お話させていただいた中で、特に印象深かったのは、
「お金には質があるということ」です。
お金を集めるときに、集める側が、どのような想いで
出資を募るか、というのが、集まるお金の質に関わるということ。
高配当などの金欲だけを刺激した投資商品に集まるお金
というのはそれなりの質であり、少しでもその配当に疑義が
生じた場合、引き上げてしまい、事業継続に支障をきたすことも
あります。
そもそも出資というのは同じ志で同じ船に乗ることであり、
お金の契約だけで同じ船に乗るなんて危険ですからね。
思うに、不動産でも当然同じことが言えると思います。
利回りや売却益だけを考えて作られた建物に、意義は感じない
ですし、長期的に考えると、全然イケてない。
(もちろん利回りも大事ですよ。ぼくらもそれなりに高いウェイト置いてます)
逆に、完成してから時が経っても人気の物件というのは、
事業者・オーナーさんに、「利回り」以外の意思がある気がします。
入居者のことを考えていたり、地域の中での物件の役割だったり、
環境のことだったり、デザインだったり。
と、なんとか不動産の話にこじつけて見ましたが、
今後も意思を持って、「面白い不動産屋」でありたいと思います。