三連休、一日くらいは休もうということで、久々にDVDを一気に見ました。
「ハゲタカ」
http://www.nhk.or.jp/hagetaka/
2007年にNHKでやったドラマらしい。
たしか3年位前に、「ハゲタカ」という小説を読んで、めちゃくちゃ面白かった
のですが、DVDまで出てると知ってびっくり。
内容的には、外資のバイアウトファンドで働く日本人が、邦銀の不良債権を
買い叩きまくる、という話。
小説版ではM&A仲介の投資銀行なんかも出てきてもっと複雑だったと
思いますが、ドラマはシンプルですごく面白かったです。
アメリカ金融業界に激震の走ったこの1ヶ月は、このところの証券会社や
投資銀行の景況からはまるで想像できないものでしたが、その事実を
知った上で、このドラマを改めてみると、LBOビジネスモデルの破綻原因が
解釈できる気がします。
このブログ、すごく分かりやすいです。
金融仲介をしていたはずの証券会社が収益の追求から自己資本と
レバレッジを使っての投資銀行へと事業拡大していき、破綻してしまったのは、
不動産仲介から始めて、自社開発・デベロップメントに成長していく
不動産デベロッパーの動きと重なります。
今後のアメリカ金融業界の再編の動きは、少なからずヒントになりそうです。
ちなみに、小説版では「ハゲタカ」の続編として「バイアウト」という
本も出ています。これも面白かったので、よかったらどうぞ。
ところで、九州には面白いファンドがあります。
ドーガン・インベストメンツ
地域限定のバイアウトファンドって他にあるのか知りませんが、
中小企業のベンチャー支援、再生支援、事業拡大の支援を
通して九州を元気にしていくという、とても魅力的な理念を
持った企業です。
実は福岡R不動産でもお世話になっており、以前お話しをお聞き
したのですが、いかつい「ハゲタカ」に対して、癒し系の「ハト」です。
って言われてました(笑)
先日も長崎の海運会社の再生支援に乗り出したとか。
ぼくも個人的にはめちゃくちゃ興味のある分野なので、
いつかなんらかの形で金融に関わることをしたいと
思ってます。
(とか書いてもいいのだろうか。。。まぁいいか)
