カミングアウトの必要性 | くらのすけのブログ

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手掌多汗症、ETS、代償性発汗など

「実は僕は○○性発達障害で障害者手帳も既に持ってます」

 

入社数ヶ月の40代社員が社内会議で突然の告白。

周囲は唖然とするも沈黙。

コミュ障だというが、言われなきゃ絶対気付かないレベルで、

ぶっちゃけもっとコミュニケーション不足な人が社内には何人もいる。

 

まぁそれはともかくして、

そもそもこのことをこんな公の場でカミングアウトする行為がすごく疑問。

後から本人にその理由をたずねてみたら「言った方が楽だから」とのこと。

 

確かにそうかもしれないけど、

知った以上、こっちはそれを踏まえた接し方を強いられるわけで、

そこには必ず「気遣い」が発生する。

 

自分だって代償性発汗をカミングアウトしたくなるときもある。

でも言わないのはその気遣いが煩わしいからでもある。

変に特別扱いされるのもすごく嫌。

 

上から目線で物を語るのは良くないというけど、

わざわざ自分の立場を下げるのも良くないというか、

それはただの「逃げ」なんじゃないかと思ってしまう。

 

だからこれからも言わない。

人として対等に接してもらうための最低限のプライドはまだ捨てたくないから。