そもそも世間的には「代償性発汗ってなんやねん」って人がほとんどだと思う。
さかのぼること10数年前、まだ10代の頃…ある悩みを抱えてる自分がいた。
緊張や興奮で手の汗が出るのは普通のことと思う。
でも思春期を迎えて多感な中高生の頃、
これを嫌悪してると逆に止まらなくなることに気づいた。
得体の知れない悩み。
他人に弱みを見せたくない無駄に高いプライドのせいで、
自分をどんどん自分の殻にこもらせる。
大学生になり、人と接することを極力避ける日々を続けてたら
あるとき完全に友達がいなくなった。
最初は「それでもいい」と思ってた。
その方が手汗のことを悟られずにすんで楽だったし、
自分は自分で一人で楽しめる趣味をもってたから。
つづく...