辛い気持ちと共に、妊娠していた記憶さえ消えそう。 | MaMaUsakoの妊活カルテ(治療終了)

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ベビ待ち10年。
2015年11月12回目の移植で人生初の妊娠、不妊クリニック卒業後9W流産。
赤ちゃんは15トリソミーの男の子でした。

私のスマホには、日々の生活のいろんな写真が残っています。

その一部がblogに残っていて。

自分が妊娠してからのことを、時々振り返っているのですが、

どんどん現実味が無くなってきています。

私は、妊娠していたのか?

名古屋に住む夫に、毎朝、「おはよう」の変わりに、たまひよから配信される赤ちゃんの状態をLINEで送っていました。

赤ちゃんの様態が悪くなってきたと思われる頃。



この頃、つわりのピークでした。
毎日、0時に更新されるのを楽しみにしていて、うちの子が育っている様子を想像していました。

夫へのメッセージもありました。


流産のことが書かれている。。。。

何度も、こんなのを見て、赤ちゃんは、こんな感じなんだとイメージ。



なんども、なんども見ないと、体がしんどくて、やられそうだった。

このリアルなアプリ、何て言うんだったかな。。もう一回見たいな。。(心拍が止まっていると聞いた日に一気にアプリを消してしまった。。)

そして、最後の日。


赤ちゃんは、3cmぐらいに育っているんだと思っていました。

これが、7時50分ですから、わずかこの2時間後にまさか、赤ちゃんの心臓が止まっているなんて、言われるとも知らずに夫に送信していました。

ほんと、突然の交通事故みたいな感じです。

こうやって、こういうのを振り返っても、こんな日々があったのか。。

ほんとに?

なんだか、まるで、静脈麻酔で眠っている間に起きたことのような感じなんです。

非現実感っていうのか?

この写真と、blogだけが、記憶の薄れた私が、記憶を取り戻すための手段です。

私、悲しみと共に、記憶を消そうとしているみたい。

消したくありません。

消えないで。

私、妊娠してたんです。

もし、あのまま妊娠していたら。。

アプリを再ダウンロードしてしまいました。




このまま、予定日の8月6日まで、スマホの中で育ってもらおうと思います。