8回目の採卵でした。
これで、全種類の刺激方法を体験したことになります。
前回の採卵では、途中で呼吸が止まり、アンビューでもまれた経緯があり、今回、薬を減らされかけました。で、減らされたのかどうかわかりませんが、全身麻酔なのに、子宮裏の卵巣からの採卵の時は、目覚めて、めっちゃ痛かった。
今回は、採卵中は呼吸は止まりませんでしたが、リカバリーで、何度も無呼吸になり、看護師さんが「うさこさん!!息して!」と言いに来ました。
私も意識がない訳ではないので、モニターをチラ見。
SAT(血液中の酸素濃度) 70%台。
「うさこさん、サーチがものすごく低いよ!しんどくないの??」と。
全然苦しくない。息もしているつもり。目の前がちょっとチカチカしてたぐらいかな。
それより、この病院、SATのこと「サーチ」って言うんやな。うちの病院「サット」って呼んでるけどな。
サーチュレーションの略なので、どっちでも通じますが。意識もうろう状態でもそんな事が気になります。
意識的に息したらすぐに戻るけれど、またすぐに下がるSAT。
誰か、私を起こす係を横につけないとという事で、常にナースがいる処置室へ運ばれました。
こんな時に、またもや「トイレへ行きたい」と思いついた私。
(前回も、点滴外れて血まみれ状態の時に同じ様にトイレに行きたいと思いつき、看護師さんを困らせました)
採卵1時間後ぐらいに、なんでこんなにトイレに行きたくなるんでしょうね。
何か、そういう薬、入ってる???
なんだか、(忙しいのにー)という空気が流れながらも、導尿してくれ、500mlぐらい出たらしい。
私、よう我慢したなぁ。
ああいう場面では、導尿されようが、何されようが、恥ずかしいという気持ちは全くなく、「早く、なんとかして!」としか思いません。
マニュアル上、2時間の安静でいいようで、私の状態とは裏腹に、ちょうど2時間後に点滴、モニターが外されました。
「私がいる間に着替えてきて」
と、看護師さん。
フラフラで、頭も上がらないんですけど・・・・。
「着替えられそうになったら、着替えてきてね」
と、それ以来、看護師さんが来ることはありませんでした。
きが・・・えるか・・・・。
着替えて、お腹か痛いので、自分で持っていたロキソニン(痛みどめ)を飲み、効いてくるのを待ちました。
採卵から3時間後、「帰ります」と。
けれど、今後の説明聞いている間に血圧下がっている感覚で。
30分ほど、空いている診察室の机に突っ伏して過ごしました。
どうも、採卵の処置後は、2時間の観察期間が過ぎたら、患者本人が「帰れそうと思うかどうか」だけが、帰れるかの判断材料な様です。
病気でないから?
私が働いていた内科外来とか、救急外来では、考えられない事です。
絶対、帰る寸前に血圧とか測りますから。
まるで人間ドック。
毎回、「帰れると思ったら、帰ってね」って感じ。
今回も、自分がいけると思うタイミングで、そっと診察室を抜け出し、帰ってきました。
看護師さんは、私が何時に帰宅したのか知りません。
ベテラン先生からの情報では、
●採卵数11個。ただし、小さい卵胞も突いたので、未成熟卵がまじっている可能性あり。
●左の卵巣の中に、2つの血腫ができてしまった。
とのことです。
この様子では、どのみち月曜日に受診して病休になりそうなので、今日、火曜日から一週間の病休の診断書を書いてくれました。(月曜日までは夏休み)
やった!11個。
今回は、全部胚盤胞狙い。
来週の木曜日の診察で、この子達がどうなったかがわかります。
どうか、複数個の胚盤胞ができますように。
=本日のお会計=
処方箋代 714円
薬代 抗生剤4日分 1,240円